【レビュー記事】ジンバル・スタビライザー内蔵型アクションカメラ 「Apeman A85」
今回は 久しぶりのアクションカメラの話題です。
有名処としては、GoPROやSony等の製品ですが、本来のアクションカメラとして使には値段が少々高いのがネックです。
一方、当方も以前より使用している中華製のアクションカメラ等は最高の性能や機能では無いですが、値段が安いのが特徴です。(その分遠慮なく使えます)
当方の場合、現在Apeman社のアクションカメラA80(2017年度版)及びA100(TRAWO)を所持しておりますが、今回、Apeman社の日本代理店(Apeman_japan:大石貿易事務所)様から新製品予定の”ジンバル、スタビライザー内蔵型アクションカメラ 「Apeman A85」のサンプルを提供していただきましたので、色々触って確認したいと思います。
尚、サンプルの為、最終出荷版とは一部異なる場合があります。
0.目次
1.仕様
1-1)本体仕様
1-2)録画・撮影仕様
2.開封確認
2-1)パッケージ
2-2)本体
2-2-1)本体各部(その1)
2-2-2)本体各部(その2)
2-3)防水ケース
2-4)ネイキッドフレーム
2-5)バッテリー
2-6)マウントパーツ
2-7)USBケーブル等
2-8)説明書
3.操作説明
3-1)操作説明
3-2)設定項目について
3-3)録画/撮影時間の目安について
4.検証
4-1)内蔵シンバルの性能について
4-2)映像/画像について
4-3)日時保持用のバッテリーについて
4-4)付属バッテリでの録画時間について
4-5)PCとの接続について
4-6)TVとの接続について
4-7)Wifiについて
4-8)タイムラプスについて
4-9)各解像度での撮影について
4-10)通常の3軸ジンバルとの比較について
5.評価
6.まとめ
7.本製品(A85)について
8.最後に
1.仕様
1-1)本体仕様
まずはApeman A85(以下A85)の仕様の確認です。メーカから公開された情報の他、一部当方の確認した内容を追加しています。
尚、記事中で一部、同ApemanのアクションカメラA80及びA100(TRAWO)等と比較しています。
○製品仕様
メーカ | Apeman |
型番 | A85 |
SOC | Novatek NTK96660※NT96660と表記しているところも多数あります |
SENSOR | OmniVision OV4869 |
画角/レンズ | 122度/6層 |
記録方式 | 動画:H264/MP4 画像:JPEG/JPG |
LCD | 2.0インチ液晶(非タッチパネル) |
解像度(動画) | 4K24(2880x2160)/2.5K30(2560x1440)/1296P30(2304×1296)/ 1080P60(1920x1080)/1080P30/ 720P120(1280x720)/720P60/720P30/ VGAP240(640x480) |
解像度(画像) | 16M(4640x3840)/12M(4032x3024)/10M(3648x2736)/8M(3264x2448)/ 5M(2592x1944)/3M(2048x1536)/2MHD(1920x1080)/VGA(640x480) |
露出 | ±2.0(1/3刻み) |
サイズ(mm) (縦x横x厚さ) |
42x63x29 ※本体のみで最大サイズ |
重量(本体) | 75.1g/96.2g(バッテリー無し時/バッテリー装着時) |
入出力 | MicroSD/MicroHDMI/MicroUSB |
マイク/スピーカ | モノラル(1ch)/モノラル(1ch) ※マイクは外部入力端子無し |
バッテリー | 1050mAh x2本付属 ※SJ4000/5000系互換バッテリーが使用可能 |
タイムラプス(秒) | 0.5s/1s/3s/5s/10s |
(手振れ)補正機能 | ハードウェア2軸(2 axis gimbal:チルト&パン)※設定で無効化可能 |
Wifi | 有り※技適マークは確認中 |
付属品 | 確認中 |
記録メディア | FAT32形式でフォーマットされた最大128GBのMicroSD(Class10)が利用可能 |
その他 | ・防水ケース使用時の防水はIP68で約30m ・日時保持用バッテリー搭載 ・ネイキッドフレーム付属(本体には三脚用ネジ穴無し) ・車載モード無し ・デジタルズーム無し ・PC接続時にはUSBストレージ又はWebカメラとして使用可能 ※Windows10のみでWindows7は確認中 ・リモコンは付属しない |
尚、ベースモデルはweizu db30と言うモデルの模様です。
(検証用動画を投稿した際、コメントを頂きました)
1-2)録画・撮影仕様
記録にはMicroSDカードが必要です。仕様として最大128GBでClass10以上とされており、フォーマット形式はFAT32形式である必要があります。
尚、当方のテストでは、付属バッテリーで1本使いきる前に32GBのカードが満杯になった事もありますので、撮影時間に応じて大容量又は、交換用のMicroSDカードの準備して置きましょう。
又、記録方式は動画がMP4形式、画像がJPG方式です。
**2019/10/24追加
MicroSDカードですが、仕様以上の容量(256GB)が使えるか試してみました。
結論から言えば使えませんでしたが、詳細については以下のリンクで記事にしていますので参考に
(ちなみに別機種のアクションカメラ TRAWO(A100)では使用出来ました)
○【MicroSDXC】Lexar製 MicroSDXC UHS-I 633x 256GB(LSDMI256BBAP633A)を試す
2.開封確認
では実際の製品を見て行きたいと思います。
尚、製品については冒頭で述べたとおり、最終製品版とは一部異なる場合があります。
2.1)パッケージ
サンプル版の為、外装がありませんが製品版では貼り付けされる予定との事です。上部の製品が本体で下の部分が箱になっており、付属品等が入っています。
○パッケージの様子 (※サンプル版の為、最終製品版と異なります)
2-2)本体
A85本体です。サイズは仕様にも記載しましたが、縦42mmx横63mmx厚さ29mmです。
重量はバッテリ無し時が75.1g、装填時が96.2gでした。(※装填時は付属バッテリーを使用の場合)
○本体サイズ
○本体重量
続いて、各部を確認します。
2-2-1)本体各部(その1)
○本体各部(その1)○本体正面(画像左上)
"電源ボタン"とマイク用の穴、そしてレンズ部があります。
尚、"電源ボタン"は"戻り"と兼用で、詳細は操作説明で行います。
○本体裏面(画像右上)
液晶画面でサイズは2インチです。
尚、タッチパネル方式ではありません
後、液晶画面ですが、傷が付き易そうです。
(これはA85だけに限らずこの手のアクションカメラは大体です)
気になる方は、キズ防止用フィルムを貼る様にすると良いでしょう。
(当方の場合、100均のスマホ用保護フィルムを縦4cmx横6cmに切り、
その後四隅を斜めにカットした物を貼り付けています。)
※液晶表示例
○本体上面(画像左下)
スピーカ用の穴と、動作ランプ2個及び"OK/撮影ボタン"があります。
尚、"OK/撮影ボタン"の詳細は操作説明で行いますが動作LEDの詳細は次の通りです。
※参考動作LEDの説明
左(青色/赤色)/右(緑色)
・左詳細(Wifi/充電)
青(消灯):Wifi未使用
青(点灯):Wifi使用中
赤(点滅):充電中(USB接続時)※
赤(点灯):充電完了(USB接続時)※
※充電中に本体電源を入れた場合は、赤は消灯(充電とWifi同時の場合が青となる)
(替わりに液晶画面左下のバッテリーアイコンのアニメーションで充電中が判る)
・右詳細(電源/動作)
緑(消灯):電源OFF
緑(点灯):電源ON
緑(点滅):録画/撮影
○本体右面(画像右下)
"Wifi/ページダウンボタン"です。
詳細は操作説明で行います。
2-2-2)本体各部(その2)
○本体各部(その2)○本体左側(画像上段)
MicroUSB、MiniHDMI、MicroSDの各端子があり、カバーを開けると使用可能です。
尚、MicsoSDを挿入する際にはMicroSD側の端子部分をレンズ側に向けて挿入します。
○本体底面(画面下段)
バッテリー用の開口部があります。
ロックは一度左にスライドさせてから蓋をあける方式です。
続いて付属品です。
2-3)防水ケース
左側がA85の防水ケースで、右側がA80の防水ケースです。(比較の為掲載)仕様では約30m程度の防水との事でIP68、A80の防水ケース同様に上部にロック機構があります。(画像右上)
尚、レンズ部分の大きさやボタンの配置等が異なりますので他機種の物は使用出来なさそうです。
防水ケースの下部にはベース部が付属しており、必要に応じてヘルメットマウント等の別パーツと組み合わせて使用が可能です。
2-4)ネイキッドフレーム
防水ケースを使用せずに、三脚や各種付属品と接続する際に使用します。防水ケースとの違いは、防水や本体保護の機能はありませんが、音を大きく録音可能なのと軽量化です。
尚、上下にあるネジ穴はカメラやビデオ等の三脚(1/4インチネジ規格)の物が使用可能です。
2-5)バッテリー
型番はAX18-1050で"3.7V 1050mAh(3,885Wh)"が2本付属しています。(画像上部)画像では比較用に当方が普段A80/TRAWO等で使用している1300mAh(4,995Wh)の物(画像下部)と合わせて撮影していますが、大きさは同じです。
サイズは縦29mmx横33mmx厚さ10mmでSJ4000/5000系と同サイズであり、A85だけで無くA80/TRAWOでの利用可能です。
尚、A85本体のバッテリー口は四角で、バッテリーは四角では無くカマボコ型ですがどちらでも利用可能です。
○バッテリー
尚、バッテリーですが、本家Apemanの方でも販売しています。
当方はまだ購入していないですが参考までに・・・。
[外部サイト]:Apeman 1350mAhバッテリー2個+充電器+miniUSBケーブル(amazon)
2-6)マウントパーツ
付属品の各種マウントパーツです。アクションカメラを好みの場所に設置や位置調整をする為に、必要に応じパーツを組み合わせます。
これ以外にも市販されているパーツ等で便利な物もありますので、目的に応じて購入すると良いでしょう。
尚、各パーツの名称は次の通りで、名称はTRAWO説明書より引用しています。
○マウントパーツ名称
①ヘルメットマウント
②ネジ付きヘルメットマウント
③拡張シートポストマウント
④ショートスイッチサポート
⑤ロングスイッチサポート
⑥360度アダプター(※2個で1セット)
⑦自転車スタンド
後はこちらの画像にはありませんが、防水ケースに装着されているベース部となります。
2-7)USBケーブル等
USB2.0規格のUSBケーブルです。充電機やPCと接続する際に使用し、"TYPE-A<->MicroUSB"で長さは約80cmです。
尚、充電器は現在準備中との事です。
○USBケーブル
2-8)説明書
現在、日本語版を準備中との事です。3.操作説明
3-1)操作説明
各種モード時の使い方、操作(ボタン)説明です。現在、日本語の説明書が無く当方の独自調査ですので、これ以外に何かあるかもしれません。
内容としては過去に記事にしたA80やA100(Trawo)と同様に、色々弄って自分で纏めた自分なりの取扱説明書みたいな物となります。
○電源ON/OFF
OFF時に「電源」:電源ON
起動中に「電源」(長く):電源OFF※起動時モード不問で1~2秒以上(録画停止時は1秒/録画中は2秒)
起動中に「電源」(短く):モード切り替え
尚、設定画面等では戻るボタンとなります。
但し、設定画面トップに戻る為、多少使いにくいです。
※各モードについて
A80やTRAWOはモードが3つなのですが、本製品では少し細かくなっています。
具体的には次の通りで、電源ボタンを短く押す事でメニューが変わります。
録画>撮影(静止画)>撮影連写(静止画)>タイマー撮影(静止画)>表示(更にビデオと画像で選択)>設定>録画に戻る
○録画モード
ビデオ録画します。
「OK」:録画の開始・停止
「Wifi」(長く):Wifiの使用/停止※停止時のみ有効
○撮影モード
静止画を撮影します。
通常撮影(1枚)の他、連写撮影やタイマー撮影(設定秒後)が可能です。
「OK」:画像の撮影
「Wifi」(長く):Wifiの使用/停止
○表示(再生)モード
記録した映像/画像を本体画面等で表示(再生)出来ます。
尚、表示モード画面では最初に映像/画像を選択する必要があります。
「OK」(短く):映像の再生/停止(映像のみ)
「OK」(長く):ファイルの削除
※削除は対象ファイルのみか全ファイルが選択可能
※中止する場合はキャンセルを選択
「Wifi」:次の映像/画像へ切り替え
「電源」(短く):表示モード画面に戻る
○設定画面
「OK」:項目の選択
「Wifi」(短く):次の項目へ移動(特記事項有り)
「Wifi」(長く):次の項目/前の項目送りの切り替え
※長押しは2秒以上
※通常であれば、解像度>ループ録画>インターバル録画等、カーソルが下に移動するが、
この操作をすれば、インターバル録画>ループ録画>解像度とカーソルを上に移動させる事が出来る
但し、その下の詳細(解像度であれば4k24>2.5k30>1296P30等の選択)では使用出来ない。
「電源」(短く):設定モード画面(トップ)に戻る。
3-2)設定項目について
次はA85で利用可能な設定項目等の一覧です。※V=ビデオ項目、C=カメラ項目でオン等設定時にアイコン表示や効果が確認された項目
※ファームウェアバージョン"APEMAN/A85V2.1.0.2-D"での確認です。
※当方の確認ですので、内容・解釈が間違っている場合があります。
※確認時点で、言語は日本語を選択していますが、一部日本語以外が表示されています。
こちらについては提供元に情報をフィードバック(修正提案)済みです。
○設定項目(言語で日本語を選択時)
※TiPS:先の操作説明で触れましたが、”項目名/初期値”の画面で”Wifiボタン”を長押しすれば下に送るが上に送るに変わります。(戻す場合は再度長押し)
設定値可能項目では使用出来ませんが、覚えておくと多少便利です。
Page | 項目名 | 設定値 | V | C | 説明 |
1 | 解像度 | 4K24/2.5K3/1296P30/ [1080P60]/1080P30/ 720P120/720P60/ 720P30/VGAP240 |
○ | 録画時の解像度設定で 以下より選択 4K24=2880x2160 2.5K=2560x1440 1296=2304×1296 1080=1920x1080 720=1280x720 VGA=640x480 |
|
ループ録画 | オフ/1分/[3分]/5分 | ○ | 設定時間毎でファイルを作成 3分なら3分で1ファイル オフの場合、約10分/約2Gの ファイルが作成 (1080P60の場合) |
||
インターバル撮影 (タイムラプス) |
[オフ]/0.5s/1s/3s/ 5s/10s |
○ | 指定毎秒のタイムラプス動画が 作成可能 ※3s(秒)なら3秒毎を1コマとして 撮影する |
||
録音な音声 | オフ/[オン] | ○ | 音声録音の有無 | ||
2 | Photo size | 16M(4640x3840)/ 12M(4032x3024)/ 10M(3648x2736)/ 8M(3264x2448)/ 5M(2592x1944)/ 3M(2048x1536)/ 2MHD(1920x1080)/ VGA(640x480) |
○ | カメラ撮影時の解像度を 設定 |
|
連写 | [オフ]/3枚/5枚/10枚/ 15枚/30枚 |
○ | 設定枚数分連続撮影 | ||
撮影モード | オフ/[3秒]/5秒/10秒/ 30秒/60秒 |
○ | 指定秒後に撮影 | ||
連績狛照時間 | オフ/[オン] | ○ | 撮影モードと組み合わせて、 撮影モードの指定秒毎の撮影を 繰り返す |
||
3 | 画質 | ファイン/[ノーマル]/ エコノミー |
○ | 画像の画質設定 | |
言語 | [English(英語)] Francais(フランス語) Deutsch(ドイツ語) Italiano(イタリア語) Espanol(スペイン語) 日本語 簡体中文(中国語) 繁体中文(中国語) Cwsky(チェコ語) Portugues(ポルトガル語) Pyccknn(ロシア語) Svenska(スウェーデン語) Polski(ポーランド語) Nederlands(オランダ語) |
○ | ○ | 設定時等に使用する言語を選択 (計14ヶ国語の中より選択) |
|
明滅の頻度 | [50Hz]/60Hz | ○ | ○ | 電源周波数設定 フリッカー対策で設定する 東日本:50Hz/西日本:60Hz |
|
露出 | +2/3(0.7), +1/3(+0.3), [+0.0], -1/3(-0.3), -2/3(-0.7), ,-1.0, -4/3(-1.3), -5/3(-1.7), -2.0, +2.0, +5/3(+1.7), +4/3(+1.3), +1.0 |
○ | ○ | ±2.0の範囲で調整可能 ※但し、表示順が左の通り 又、英語使用時は0.7,0.3等の 表記になる |
|
4 | ホワイトバランス | [オート]/晴天/曇天/ タングステン/蛍光灯 |
○ | ○ | ホワイトバランスを設定する ※タングステンは白熱電球の事 |
Submerge Mode | [オフ]/オン | ○ | ○ | 英語では”UnderWater Mode”の為、 水中モードの可能性が大 恐らく水中用のカラーバランス と思われる |
|
シェイク | オフ/[オン] | ○ | ○ | 内蔵シンバルの有効/無効化 つまりオフにするとレンズが固定され ジンバル機能がOFFになる |
|
日付表示 | オフ/[オン] | ○ | ○ | 映像/画像に日時を表示 | |
5 | 日/時刻 | 現在時刻を設定出来る | ○ | ○ | 現在時刻を設定 尚、年月日の並び順の変更が 以下から選択可能 YY/MM/DD, DD/MM/YY, MM/DD/YY |
電子音 | オフ/低い/ミディアム/[高い] | ○ | ○ | 操作音(起動/停止音を含む)の 音量が調整可能 |
|
Screen Protection | [オフ]/30秒/1分/3分/5分 | ○ | ○ |
スクリーンセーバ |
|
オートパワーOFF | [オフ]/3分/5分/10分 | ○ | ○ | 録画停止中等に設定時間経過後、 電源を自動でオフにする ※録画中は無効 |
|
6 | フォーマット | [キャンセル]/確認 | - | - | MicroSDカードをフォーマット する |
デフォルト設定 | [キャンセル]/確認 | - | - | 本体の各設定を初期化 但し、現在日時は保持 |
|
バージョン | APEMAN/A85V2.1.0.2-D | - | - | ファームウェアバージョンを表示 |
3-3)録画/撮影時間の目安について
MicroSDを装着して電源投入後、画面右上におよその記録可能時間(枚数)が表示されます。その結果を纏めました。
実際には記録状況によって異なりますがおおよその目安にはなりますので、何時間記録したい場合は、どの容量の目安にして下さい。
尚、現在のところ128GBのMicroSDカードを所持していないので128GBのみ予測値となります。
○記録可能時間一覧(映像)
容量/解像度 | 32GB | 64GB | 128GB |
4k24 | 02:36:00 | 05:21:41 | 10:43:22 |
2.5k30 | 03:09:19 | 06:30:22 | 13:00:44 |
1296P30 | 03:09:19 | 06:30:22 | 13:00:44 |
1080P60 | 02:10:51 | 04:29:49 | 08:59:38 |
1080P30 | 04:13:13 | 08:42:08 | 17:24:16 |
720P120 | 03:09:11 | 06:30:07 | 13:00:14 |
720P60 | 04:42:29 | 09:42:27 | 19:24:54 |
720P30 | 08:46:45 | 18:06:03 | 12:12:06 |
VGAP240 | 04:41:55 | 09:41:18 | 19:22:36 |
○記録可能時間一覧(画像)
容量/解像度 | 32GB | 64GB | 128GB |
16M | 7,410 | 15,278 | 30,556 |
12M | 9,706 | 20,012 | 40,024 |
10M | 11,741 | 24,208 | 48,416 |
8M | 14,472 | 29,838 | 59,676 |
5M | 22,089 | 45,541 | 91,082 |
3M | 33,345 | 68,748 | 137,496 |
2M | 46,872 | 96,636 | 193,272 |
VGA | 217,584 | 448,596 | 897,192 |
4.検証
実際に使用してみて幾つか検証してみました。
4-1)内蔵シンバルの性能について
まずは本製品の最大の特徴である、内蔵シンバル(ハードウェア2軸)をテストしてみました。テスト後の感想としては思った以上に(OFF時より)効いていたと関心しました。
但し、既存の製品(A80/TRAWO)と比べて、補正範囲(稼動範囲の±5度)を多少意識した方がよりブレの無い映像が撮れるのかと思いました。
○テスト内容
・内蔵シンバルのON及びOFFの状態で撮影を実施
尚、歩行時は揺れの軽減を意識せずに歩行しています。
○条件
・解像度:1080P60
・スクリーンセーバー:1分
・電子音:オフ
・その他はデフォルト値で使用
・A85はリュックの肩紐部にアクセサリー等を使用して装着し普通に歩いているところを撮影
※肩紐部に装着しているクリップは別途購入済みの物を使用。
・天候は晴れ時々雲(風は強め)
※リュックにA85を装着した様子
○テスト結果
内蔵ジンバルをOFF/ONした状態で撮影していますので、各動画を確認下さい。
※画面が多少左寄りになっていますがご了承下さい。
①01.APEMAN A85 撮影テスト 徒歩 内蔵ジンバルOFF
②02.APEMAN A85 撮影テスト 徒歩 内蔵ジンバルON
○動画の感想
内蔵シンバルがOFFの時には歩行時の細かいブレが酷いですが、ONの時は滑らかになっている(細かいブレが無い)と思います。
今回、内蔵ジンバルの性能確認の為、ゆれを意識せずに歩きましたが、先に述べたとおり意識して歩けばもっと安定するかと思っています。
後は撮影時の都合で単純にON/OFFの比較だけですが、後日更に追加出来ればと思っています。
音声のついてもネイキッドフレームであればそこそこ良い方と思いますが、その分風の強い日は風切音が気になるかもしれません。(テスト撮影時は強風でした)
**2019/10/20追加
追加動画を作成しました。
前回(01・02の映像)との変更点は次の通りで、設定等は前回と同様です。
○変更点
・自撮り棒を使用し、手に持って撮影
(01・02はリュックの肩紐にクリップで固定)
○使用した自撮り棒
・ジンバル歩き(歩幅を小さく&腋を締る&膝を少し曲げながら)で撮影
又、1本は夜間に撮影してみました。
というわけで動画です。
③03.APEMAN A85 撮影テスト 徒歩(その2) 内蔵ジンバルON
④04.APEMAN A85 撮影テスト 徒歩(その3)内蔵ジンバルON(夜間)
○動画の感想
ブレを防ぐ為に手持ちにした事と、ジンバル歩きをした事によって01と比べてブレが少なくなったと思います。
それても多少残っているのは、2軸(ティルト&パン)では対応出来ないロール(前後を軸として左右(回転)に傾ける)も1つの原因かと考えています。
後、04の映像ですが、最後の方の階段を上っているところは照明で綺麗にみえますが、暗いところは少し難しい感じがします。
(このあたりは、A85に限らずでセンサー等が小さいアクションカメラでは一部機種を除き夜間は弱めです)
**2019/10/22追加
追加動画を作成しました。
前回は徒歩がメインでしたが、今回は自転車のハンドル部に取り付けて撮影してみました。
○自転車に取り付けた様子
ちなみに自転車ですが、レンタル自転車でママチャリ(非電動自転車)です。
又、自転車に乗るのが約20年ぶりですので少々ふらついてますがご了承下さい。
(自転車もサドルとペダルが少し変でした・・)
A85に付属しているバーツだけで装着出来ましたが、キツメにしめるのと、時々緩んでいないかの確認する事をお勧めします。
では、動画です。
今回もジンバルOFF時の物とON時の物の2つ撮影してありますが、まずはOFF時の動画です。
⑤05.APEMAN A85 撮影テスト 自転車 内蔵ジンバルOFF
続いてジンバルONの時です。
⑥06.APEMAN A85 撮影テスト 自転車 内蔵ジンバルON
○動画の感想
OFF時は全体的に揺れていますが、ON時は細かい揺れはジンバルで対応されている様に見えます。
又、徒歩時に比べてブレ自体も少なくなっている感じがします。
慣れていないママチャリ(自転車)でこのぐらいであれば、普段から乗っている人やバイク等ではもっと少ないのかなと考えています。
逆に考えれば、徒歩の場合はいかにカメラを動かさないで撮影出来るかというところを再認識させられた感じです。(それが難しいのですが・・)
4-2)映像/画像について
仕様確認の為、いくつかの映像/画像を撮影したのですが、天候の関係も有り要件的にはボツにしました。但し、晴天時以外時のサンプル映像としては問題ないので参考にして下さい。
(後日、晴天時に再度テストしたいと考えておりますが日程は未定です)
尚、サイト容量の関係上、画像は減色させています。
○条件
・スクリーンセーバー:1分
・電子音:オフ
・その他はデフォルト値で使用
・天候:曇り時々雨
○サンプル動画(00.APEMAN A85 撮影テスト(固定設置))
・解像度:1080P60で撮影(元ファイルサイズ:238M/撮影時間65秒 拡張子:mp4)
○サンプル画像1
・解像度:4640x3480で撮影(元ファイルサイズ4,104KB 拡張子:jpg)
○サンプル画像2
・解像度:1920x1080で撮影(元ファイルサイズ605KB 拡張子:jpg)
○その他
・テスト時の温度が21度前後であった為、長時間使用後の本体温度はほんのり暖かいくらいだった
・レンズ部及び液晶部は誤って触った際の指紋が目立つので、拭き取り用のクリーナ(クロス)の準備を推奨
4-3)日時保持用のバッテリーについて
日時保持用のバッテリーが搭載されているようで、半日バッテリーを外した状態でも日時を保持していました。現在、仕様の確認中ですがこれが有るのと無いのでは非常に利便性が違います。
(バッテリー交換の際に一々再設定をする必要が無いので・・)
4-4)付属バッテリでの録画時間について
製品に付属している1050mAhのバッテリー(2本)で録画時間を計測してみました。○テスト内容
・時計を撮影し開始から終了までの時間を計測
○条件
・解像度:1080P60
・スクリーンセーバー:1分
・電子音:オフ
・その他はデフォルト値で使用
・温度:約21度
○結果(稼働時間)
・バッテリー1:02時間14分09秒(作成ファイルサイズ:約30G)
・バッテリー2:01時間51分32秒(作成ファイルサイズ:約28.7G)
○所感
バッテリーの稼動時間に差がありますが、このあたりは当たり外れの誤差レベルと思われます。
(この手の製品には良くあるので)
仕様では110分(1時間50分)との事ですので合格ラインです。
○特記事項
32GBのMicroSDではバッテリー1本で満杯になります。
尚、長時間録画の際には64GB以上の容量を準備する事をお勧めします。
(最初32GBのカードで試したので計測をやり直しました・・)
4-5)PCとの接続について
PCとUSBケーブルで接続した場合、次の2つのモードが利用可能です。①ストレージモード(ディスク):装着されているMicroSDカードにアクセス可能
②WEBカメラモード(PCカメラ):WEBカメラとして使用可能
尚、接続時にWindows10ではドライバーが自動検出来ましたが、Windows7ではドライバが見つかりませんでした。
○OS別デバイス結果
a)Windows7(ドライバが見つからず使用不可)
①:Unknown Device
②:Unknown Device
b)Windows10(問題無く認識)
①:DB30 USB Devide
②:DEMO1
Webカメラとしての認識後、Windows10の標準機能であるカメラを使用した際の設定可能項目は次の通りです。
○設定可能項目
・動画:1080p 30fps/720p 30fps/480p 30fps/240p 30fps
・画像:2.1MP(1920x1080)/0.9MP(1280x720)/0.3MP(640x480)/0.08MP(320x240)
○結論
Windows10では問題無く使用できるが、Windows7ではドライバーが無いので利用が不可能。
尚、Windows7用のドライバーが公開されているかは別途確認中。
4-6)TVとの接続について
本体にあるMiniHDMI端子にTVとHDMI-MiniHDMIケーブルを使用してみました。○条件
・TVは"SHARP AQUOS LC-24K5"を使用
○結果
解像度1080iでカメラ画面(画面内のアイコン等も含めて)が表示されました。
尚、TV接続時は本体の液晶画面は消灯します。
4-7)Wifiについて
現在、技適マーク及び認証番号等の確認中です。確認された際に情報を追記予定です。
○SSIDとパスワードについて
A85についてはA80/TRAWOと違い、SSIDとパスワードはデフォルト値は以下の通りです。
・SSIDは”apeman_12桁の一意(MACアドレス)”
・パスワード(Wifiオン時に液晶画面に表示された物)
尚、SSID及びパスワードはアプリを使用する事により変更可能な模様です。
詳細は、技適等が確認された後に追加予定です。
4-8)タイムラプスについて
タイムラプスとは定期的に撮影された画像を繋ぎ合わせて動画にしたものです。中華アクションカメラのもう1つの使い方と言っても過言では無いと思っています。
(勿論スマホ等でも出来ますが、撮影中に放置する気がおきません)
詳細は後にして、どんな物かは動画を見てもらった方が早いと思いますで確認下さい。
尚、動画は1080P30でタイムラプス1秒の設定で動画部分が1分20秒です(+タイトル5秒)
⑦07.APEMAN A85 撮影テスト タイムラプス(1Sec) 内蔵ジンバルON
どんな感じだったでしょうか?
個人的には中々面白いものだと思っています。
設定も解像度とタイムラプスを何秒毎にするかを決定すれば良いだけです。
○タイムラプスを最低限使用するのに必要な設定
・解像度:4K24/2.5K30/1296P30/1080P60/1080P30/720P120/720P60/720P30/VGAP240から選択
・タイムラプス:オフ/0.5/1/3/5/10(秒)※オフ以外を選択
尚、ここで注意点2つがあります。
1つ目はタイムラプスの場合、FPSが24又は30に固定されると言う事です。
(4Kの場合は24FPSでそれ以外は30FPSとなる)
つまり1080P60やVGAP240を選んでも、1080P30やVGAP30でしか撮影出来ません。
2つ目は撮影に時間が掛かるので、必要に応じて外部電源(モバイルバッテリーやAC等)が必要になる場合がある点です。
例えば先のインターバルが1秒の場合で1分20秒のタイムラプス動画の場合、40分間撮影していました。
これをインターバルを3秒にした場合で1分20秒のタイムラプス動画を作りたい場合、2時間必要になり、先のバッテリー稼動時間の結果では1本はギリギリ、もう1本は途中で止まる事になります。
そうならない為にも撮影時間に応じて外部電源を確保するようにしましょう。
参考までに各設定値での必要時間の概要を一覧にしてみました。
※1分20秒は検証の為入れています
○タイムラプス作成に必要な実時間
タイムラプス の動画時間 |
設定値 0.5Sec |
設定値 1Sec |
設定値 3Sec |
設定値 5Sec |
設定値 10Sec |
1秒 | 15秒 | 30秒 | 90秒 (1分半) |
150秒 (2分半) |
300秒 (5分) |
5秒 | 75秒 | 150秒 (2分半) |
450秒 (7分半) |
750秒 (12分半) |
1,500秒 (25分) |
10秒 | 150秒 (2分半) |
300秒 (5分) |
900秒 (15分) |
1,500秒 (25分) |
3,000秒 (50分) |
1分 | 900秒 (15分) |
1,800秒 (30分) |
5,400秒 (90分) |
9,000秒 (150分) (2時間半) |
18,000秒 (300分) (5時間) |
1分20秒 | 1,200秒 (20分) |
2,400秒 (40分) |
7,200秒 (120分) (2時間) |
12,000秒 (200分) (3時間20分) |
24,000秒 (400分) (6時間40分) |
2分 | 1,800秒 (30分) |
3,600秒 (1時間) |
10,800秒 (3時間) |
18,000秒 (300分) (5時間) |
36,000秒 (600分) (10時間) |
5分 | 4,500秒 (75分) |
9,000秒 (150分) (2時間半) |
27,000秒 (450分) (7時間半) |
45,000秒 (750分) (12時間半) |
90,000秒 (1500分) (25時間) |
10分 | 9,000秒 (2時間半) |
18,000秒 (5時間) |
54,000秒 (15時間) |
90,000秒 (25時間) |
180,000秒 (50時間) (2日2時間) |
1時間 | 54,000秒 (15時間) |
108,000秒 (1日6時間) |
324,000秒 (3日18時間) |
540,000秒 (6日6時間) |
1,080,000秒 (12日12時間) |
上記から、一寸した物を作るのにも時間が掛かる事が判ると思いますので、バッテリー切れには十分ご注意を!
4-9)各解像度での撮影について
上記、"4-2)映像/画像について"でも少し触れましたが、各解像度での撮影結果です。確認点は主に2つで、録画された映像の状態と、補間(フレームの水増し)されているかの確認です。
補間色々種類があるので、詳細については別途纏めたいと思っていますが、今回は"フレームの水増し"について簡単に説明します。
○フレームの水増しとは・・
例えば108060fpsの設定で撮影しても、実際の映像は2フレーム以上を同一な映像を使用している見せ掛け上、108060fpsにさせている等です。
一例ですがこんな感じです・・
01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
正しい60fps | A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T |
水増しした60fps | A | A | C | C | E | E | G | G | I | I | K | K | M | M | O | O | Q | Q | S | S |
上記の場合、水増しした方は2フレームで同じ画像を使用している事になり補間されていた事になり、実際、過去に販売された他社のアクションカメラでこの様な物も遭遇した経験もあります。
その為、多少面倒なのですが当方は必ず確認する事にしています。
尚、この検証ですが、確認する映像は明るい映像でないと確認出来ません。
映像が暗いとAuto Low Light(自動光量調整)機能等によって、フレーム数を落とす事がある為です。
と、前置きはここまでにして
○条件
・スクリーンセーバー:1分
・電子音:オフ
・解像度:設定可能な全ての解像度で確認
・その他はデフォルト値で使用
・カメラは三脚で固定
・天候:晴れ時々曇り
○確認方法
撮影した映像をAviutliで読み込み、1秒間のfps数と次フレームが異なる画像である事を確認する。
※60fpsなら1秒で60コマの異なる画像(同一画像で無い)である事
○各解像度映像(参考)
・11.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その1:2880x2160 24fps)
・12.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その2:2560x1440 30fps)
・13.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その3:2304x1296 30fps)
・14.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その4:1920x1080 60fps)
・15.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その5:1920x1080 30fps)
・16.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その6:1280x720 120fps)
・17.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その7:1280x720 60fps)
・18.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その8:1280x720 30fps)
・19.APEMAN A85 動画撮影テスト(固定設置)(その9:640x480 240fps)
○結論
全解像度(設定)でフレーム数の水増し補間は無く、640x480 240fpsも1秒間に240コマありました。
但し、640x480では画質は少し良くない感じがしますのでオマケの様な感じです。
同様に4K(2880x2160 24fps)についてもSensor(OV4869)の仕様(2688x1520)を超えているので、
これらを使用するより、フルHD(1920x1080)で使用するのが一番良いと思います。
(1080Pなら60fpsも使用出来ますし、4Kはサイズもフル4Kでは無いですしね)
○(参考)各解像度のファイルサイズ(1分)
上記の各映像で1分間のファイルサイズは以下の通り。
解像度 | サイズ (MB) |
2880x2160 24fps | 181 |
2560x1440 30fps | 147 |
2304x1296 30fps | 147 |
1920x1080 60fps | 217 |
1920x1080 30fps | 108 |
1280x720 120fps | 148 |
1280x720 60fps | 97 |
1280x720 30fps | 49 |
640x480 240fps | 97 |
4-10)通常の3軸ジンバルとの比較について
※※2019/11/29追加先日当ブログで記事にしましたが、内蔵ジンバルとの比較用にスマホ用ジンバルを購入し、アクションカメラ用アタッチメントを装着してA85で撮影してみました。(内蔵ジンバルはオフ)
その際の記事
・「スマホ用3軸ジンバル「Hohem iSteady Mobile+」の購入とレビュー」
・「スマホジンバル用アクションカメラマウントプレート」
・「スマホジンバル用スマホホルダー」
又、簡単な比較ですが次の通りです。
○製品比較(ジンバル部分等)
製品名 | Apeman A85 | iSteady Mobile+ |
軸 | 2(パン/チルト) | 3(パン/チルト/ロール) |
稼動域 | ±5度 ※パン/チルト共 |
600/320/320度 ※パン/チルト/ロール |
方式 | 内蔵 | 外付け |
撮影時の重量 | 96.2g | 717.5g |
○結果
徒歩撮影の結果としてはジンバルの稼動域の大きさと3軸(A85は2軸)の差からブレについては外付けのiSteady Mobile+の方が安定していました。
では、Apeman A85の内蔵ジンバルは不要か?と言われるとケースバイケースと考えます。
例えば、Apeman A85は重量が軽い点や防水ケースを使用すれば(重量は増えますが)雨や水中でも使用可能です。
一方、外付けジンバルではほぼ不可能。
又、自転車/バイク/車等に簡単に装着出来ます。
(パーツも付属している)
一方、外付けジンバルでは自転車やバイクは別売のパーツを使用すれば可能ですが、車のフロント部は保安上厳しいと思います。
(大きすぎるので・・)
ブレの部分についても、徒歩より自転車や車等での映像はA85でも安定していると思います。
※車は他の方の投稿映像から判断
これらの点から一概に優劣はつけれず、向き不向きがあるので利用する用途や目的によって使い分け出来ればと思います。
5.評価
○良い点
・思った以上に内蔵ジンバルの性能が良い
→当初、電子式補正に比べて細かいブレが軽減されている感じがする
大きなブレは仕様の±5度内を意識出来ればもっと揺れ少ない映像が取れるかと思っている
・SJ4000/5000系のバッテリーが使用出来る
→独自バッテリーの場合入手容易性が問題になる事があるが、互換製品が使えるので入手し易い
又、同互換系であれば別の機種でもそのまま利用可能である
・日時保持用のバッテリーが内蔵されている
→バッテリー交換の度に、日時を合わせ直す必要が無い
・操作音のミュート(消音化)が出来る
→静かな場所等での撮影に便利である
○悪い点
・音声がモノラルなのと外部マイクが使用出来ない
→最近の機種はステレオや外部マイク対応が多いので・・
・ボタンが3つなので、操作や設定変更の際に手間取る事がある。
又メニューが増えた(撮影時のモード等)ので慣れが必要である
特に不便と感じたのは、日時設定の際に年度等を1つ先にしてしまった場合、一反進めて2050年から2017年に戻して2019年にする必要がある。
(若しくは初期化させる)
→こちらについては、設定項目のWifiキーの長押しで"次の項目/前の項目送りの切り替え"(つまり1年前に戻す等)等のファーム修正が可能か
確認予定(合わせて可能であれば、電源ボタンのトップに戻るのを1つ戻る等も合わせて改善をお願いしたい)
・車載モードが無い
→外部からの通電で録画開始が可能であれば、車やバイク等では便利かと・・
(バイクの場合は防水ケースも加工等をする必要がありますが・・)
6.まとめ
SOCやSENSORの性能もあり4K動画より、1080Pまでの動画を撮影をするのに特化した製品です。
(本格的な4K動画はファイルサイズが大きくなり編集等も高性能なPCが必要です)
又、本製品の売りである内蔵ジンバルが思ったより効いているように感じです。
(今回は撮影時間の関係でほぼ1発撮りでしたが、何回か練習すればもっと安定した映像を撮影できると思っています)
製品説明ではジンバルが歩行や軽いジョギング等もOKとあったので、そのあたりも含めて各種テストが後日出来ればと思います。
(こちらについては天候の関係もあるので日程は未定です)
後は内蔵ジンバルがどの様な用途までなら大丈夫なのか?というところですが、このあたりも含めて確認したいと思いますので、情報が入りましたら追加したいと思います。
(例えば自転車/バイク(車)での利用なら、街乗り/河川敷等の平坦な砂利道/起伏の激しい道等)
7.本製品(A85)について
本製品(A85)ですが、後日クラウドファンデングmakuakeでプロジェクトを公開されるそうです。
詳細に関しましてはApemanJapan様のツイッターを御確認下さい。
[外部サイト]ApemanJapan様のツイッター
尚、makuakeの方でプロジェクトの方でも公開されましたら、当方もリンクを追加予定です。
**2019/10/20追加
追加情報がありました。
2019/10/24の午前中にmakuakeのプロジェクト公開予定の模様です。
**2019/10/24追加
makuakeのプロジェクトが正式公開されました。
早期購入者割り引き等もあるそうですので興味をお持ちの方はお早めに!
詳細につきましては、以下を御確認下さい。
○makuakeURL
[外部サイト] makuake Apeman A85プロジェクト
※又、最新情報は先にあるApemanJapan様のツイッターで御確認下さい。
8.最後に
今回、記事中で使用した1350mAhバッテリー等のアクセサリーや100均グッズ等を使用したアクションカメラの保管方法等の記事がカメラアクセサリーにカテゴリー纏めてあります。
一部、カメラレンズ等はA85では使用出来ませんが、参考までに・・。
○当ブログのカメラアクセサリー(カテゴリー)
以上
○更新履歴
2019/10/14 初版作成
2019/10/15 誤字・脱字等の修正及び項目"3-3)録画/撮影時間の目安について"を追加
スマホ画面でのレイアウト崩れの対応
2019/10/16 充電時の状態について追記
2019/10/17 誤字脱字の修正・Wifiについての情報等を追加
2019/10/19 Wifiについて情報を修正(SSID及びパスワードについて)
2019/10/20 動画及び、プロジェクト情報等の追加
2019/10/22 自転車及びタイムラプスについての追加
2019/10/24 makuake正式公開の情報及び、画像ファイル形式・MicroSDに関する情報等を追加
2019/10/29 表示モードでのファイル削除機能について追加
2019/11/02 項番”4-9)各解像度での撮影について”を追加
2019/11/29 項番”4-10)通常の3軸ジンバルとの比較について”等を追加
タグもどき:APEMAN A85
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○過去記事
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