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個人の趣味で色々な物を触ったり、検証した内容等纏めたブログです。

【ジャンク】BUFFALO ExpressCard用 USB3.0対応インターフェースカード(IFC-EC2U3/UC)を試す

最終更新:2017/10/26

こんばんは。

今回はジャンクネタです。
先日、某サイトでジャンク販売されていたので、購入してみました。
製品は「BUFFALO ExpressCard用 USB3.0対応インターフェースカード(IFC-EC2U3/UC)」です。
その名の通り、USB3.0規格のポートを2つ増設する為のカードです。


このカードですが、ノートPC等にUSBポートを増設させるカードでExpressCard/34型と言われる規格のスロットがあれば利用できます。

製品自体は2009年頃に発売されたものらしい(現在は販売終了)ですが、メーカからの在庫処分で放出された感じと思います。

気になるお値段ですが・・・1個99円です!
総額5,000円未満では別途送料が500円程掛かりますが、1人5個まで購入可能です。
(1人で5個使うかは別の話でしょうが・・)

0.目次


1.製品説明


というわけで早速製品を見て行きます。 ジャンク扱いという事で保証等は一切ありませんが、箱も含めて綺麗な状態でした。
内容物は本体・電源供給用ケーブル・ドライバCD・マニュアルです。


IFC-EC2U3/UC製品本体です。
ExpressCard/34型の細長い形状です。

 
このExpressCard規格ですが、34と54の2種類があります。


Lenovo x200に接続してみたところです。
Lenovo x200はExpressCard54規格にも対応しているので、ExpressCard/34規格のカードを挿すと、画像の様に右側が開きます。
実はこれはあまり良くありません。
なぜなら上の図も見て頂ければ判ると思いますが、/34と/54で幅に違いがあり、隙間が出来るので触ると手前に動くからです。
(このせいで、ExpressCardが人気が出なかったのかと思ってます。)


話を戻して出っ張り部のサイズを測ります。
横は4.3cmです。


幅(縦)は3.9cmです


接続した状態です。
手前の穴がハードディスク等を接続した際等に発生する電力不足の際に、付属のケーブルで他のUSBポートから電力を供給します。


外付けハードディスク(HDD)を接続したところです。
残念ながらx200の環境では、電力が足りないのか認識されませんでした。


追加電力供給の為、別USBポートとも接続した状態です。
この状態で外付けHDDは正常に認識されました。


では製品の効果があるかテストをしてみます。

2.検証環境


テスト環境は次の通りです。
ノートPCの2機種に外付けHDDを接続し、リードライトのテストをします。

○検証環境1
メーカ/機種 Lenovo x200
CPU/MEM Core2 Duo P8400 2.26G / 8GB
HDD 240GB
OS Windows 7 Professional 64 bit
備考 USB 2.0及び本製品との比較テストを実施
※テストの際にはUSB給電ケーブルを製品と接続

○検証環境2
メーカ/機種 Lenovo x220
CPU/MEM Core i7-2640M 2.8G / 16GB
SSD 240GB(SANDISK)
OS Windows 10 Professional 64 bit
備考 USB 2.0/3.0及び本製品との比較テストを実施

○外付けHDD
ケース ORICO USB3.0 SATA3 UASP転送モード 2599US3-BK
HDD HITACHI 7K750-500(500GB) 7200rpm SATA (x220換装品)

3.ベンチマークテスト


○テスト方法
CrystalDiskMark 5.2.1(x64)を使用し、50MBと1GBのリードライトテストをします。
尚、製品の認識方法ですが、x200(Windows7)はドライバを先に導入する必要がありますが、x220(Windows10)では自動認識されました。

まずはx200でのテストです。
1)USB2.0ポートで外付けHDDを使用時(50MB)


2)USB2.0ポートで外付けHDDを使用時(1GB)


3)IFC-EC2U3/UCを使用し外付けHDDを接続時(50MB)


4)IFC-EC2U3/UCを使用し外付けHDDを接続時(1GB)


続いてx220でのテストです。
1)USB2.0ポートで外付けHDDを使用時(50MB)


2)USB2.0ポートで外付けHDDを使用時(1GB)


3)USB3.0ポートで外付けHDDを使用時(50MB)


4)USB3.0ポートで外付けHDDを使用時(1GB)


5)IFC-EC2U3/UCを使用し外付けHDDを接続時(50MB)


6)IFC-EC2U3/UCを使用し外付けHDDを接続時(1GB)


4.結論


x200・x220共にUSB2.0の時と比べ、Seqは単純ですが約倍の結果が出ています。
又、x220(i7モデル)にあるUSB3.0ポートと比べてもそれに近い数値を出していますので、USB3.0ポートが無い古いPCや増設したい場合には良いかと思います。
(ジャンクですので値段も安いですし)
但し接続する対象により、付属のUSB給電ケーブルでの追加電力供給が必要な場合があります。

○良い点
・ジャンク品なので安い
・USB3.0の恩恵を受けられる

○悪い点
・ExpressCard/34規格の為、/54スロットだとカードが動く場合がある
・製品の形状から出っ張る

又、メーカ(BUFFALO)から製品(IFC-EC2U3/UC)のファームウェアも出ていますので、最新状態で使用する事をお勧めします。
ファームウェアアップデータ for IFC-EC2U3/UC Ver.3.0.2.5β

尚、本製品の入手方法ですがヒントはメーカのメルマガです。
又は某価格比較サイトで製品を探して頂ければと思います。

後は、出来ればSSD等を接続しても更にテストもしてみたかったのですが、x220で使用中なのでまた機会があれば・・・。

○更新履歴
2017/10/26 ソースコード不具合により、記事の内容が2回表示されていたのを修正しました。

以上

タグもどき:ジャンク BUFFALO
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