ノーブランドUVレンズフィルター
こんばんは。
今回の記事は、中華アクションカメラ系のアクセサリーで使えそうか否かを検証しています。
製品は、amazonで販売されている中華アクションカメラ向けのレンズフィルターで、製品名は、
「ノーブランド品 2個入り UVレンズフィルター ケースカバー 保護キャップ SJCAM SJ4000 WiFi スポーツカメラ対応 」です。
0.目次
1.解説
2.評価
3.総評
4.APEMAN Trawoでの使用
1.解説
SJ4000用と言う事ですが、中華アクションカメラは梅雨時期の筍の様に様々なメーカから様々な機種が発売されております。
どうせ製品をパクるなら、全く同じにしておいてくれた方が互換性の関係で利用者側にとっては楽なのですが、なぜか余計なところで個性を出したくなるようです。
その為、全ての機種での確認は不可能ですので、当方の所持している中華アクションカメラ
「APEMAN A80」で確認しています。どうせ製品をパクるなら、全く同じにしておいてくれた方が互換性の関係で利用者側にとっては楽なのですが、なぜか余計なところで個性を出したくなるようです。
その為、全ての機種での確認は不可能ですので、当方の所持している中華アクションカメラ
可能な限り、他機種にもこの記事が応用が出来るようにサイズ等の情報を上げる様にはしていますが、購入・使用等については自己責任でお願い致します。
では、商品の紹介です。
商品は郵便で配達され、注文後2週間ぐらいで到着しました。
実際の製品です。
材質はレンズ部分:ガラス、フレーム:プラスチックのようで、レンズ面は湾曲しています。
左が今回の製品、右が以前に紹介したレンズです。
参考記事:NEEWER カメラプロテクティブレンズ
※右の方は厚みがあります。
仕様を確認していきます。
まずはサイズ
幅:28mm
厚さ:約8mm(レンズ凸部分を含みます。)
内径:21mm
但し、この手(レンズフィルタ)の製品は、内径部分に抜け止め防止用の突起が本家(Gopro)のフィルターにもあるので、この製品にもそれがあります。
今回の製品も同じく8個の突起部分があるのですが、其の部分のサイズも確認したところ、20.5mmでした。(突起部分はノギスの固定が難しかったので、測定後に撮影しています。)
私の所持しているAPEMAN A80のレンズ径は約21mmですので、そのままでは突起部分が邪魔をして入りません。(正確には21.? mmですね)
勿論、APEMAN A80より大きいレンズ径ではもっと無理と思います。
もし、この差が多きければ諦めたのですが、APEMAN A80のレンズ径との差は約1mmちょいですので加工する事にしました。
加工方法ですが、単純に突起部分主にをヤスリで削るだけです。
私は100均の棒ヤスリでちまちまと削りました。(作業時間:約2時間)
※注意:レンズ部分にはキズを付けないように注意して下さい。
又、自身のケガにもご注意下さい。
こちらが突起部分(計8つ)と内径全体を多少削った後の結果です。
(内径全体を削るのは締め付け具合を微調整する為です。)
こんな感じで削れれば、APEMAN A80にも装着出来ます。
左が加工後の製品、右が加工前の製品
かろうじて突起が無くなっているのが判るかと思います。
しかしながら、私は今回ミスを犯しました。
実は微調整で削っている際にヤスリの先端をレンズに当ててしまい、レンズにキズを入れてしまいました。
2個セットですので、もう1回か・・・と思っていたのですが、ある事に気がつきました。
レンズだけ外せないかな・・・と思い、どうせキズが入っているので、レンズ部分を外側に押してみると、両面テープで止まっていただけでした。
そこで、2個目のレンズも取り外し、1個目の削ったフレームに移植します。
※キズの無いレンズを押す為に、クロスを使用しています。
又、押し方が悪いとレンズが割れる可能性があります。ご注意下さい。
移植後はこんな感じです。
左下が移植後の組み合わせです。
問題点は、レンズの端部分に黒いテープが貼付されており、これが切れたりすると見栄えが悪くなる等がありますが、ヤスリでレンズにキズを付けたくないのであれば、先にレンズを外すのも1つの手かもしれません。
APEMAN A80への装着例
小さいのでネイキッドフレームにも干渉しません。
ではフィルターを装着して確認してみます。
○未装着/装着時の画像比較
天候:晴れ時々曇り
設定:
ビデオ 解像度:1080p(60fps) /ジャイロ:OFF / HDR:OFF / WB:晴れ / 露出:0
カメラ 解像度:20M / ISO:AUTO / 画質:標準 / シャープネス:標準 / WB:晴れ / 露出:0
・フィルター未装着(カメラ撮影)
・フィルター装着(カメラ撮影)
・フィルター未装着(ビデオ撮影)
・フィルター装着(ビデオ撮影)
APEMAN A80での装着ではケラレは発生していないようです。
ただ、製品の説明にあったUVというところについては、見た感じでは確認出来ませんでした。
元々、レンズプロテクターとして購入してみたので、変に変化があるよりかは良いですがね。
2.評価
○良い点
・値段が安いので使い捨て感覚で使用できる
・厚さが薄いのでケラレが発生しにくい
(※取り付け機種によってはケラレが発生する場合があります。)
・レンズが湾曲である。
○悪い点
・加工が削るので面倒(前に紹介した製品はテープで巻く等の簡単だった)
・内径が21mmと小さいので使用出来る製品が限られる可能性が高い
(レンズ側が24mmとかだとリュータとかがないと物凄く時間が掛かると思います。)
・加工の出来によっては見栄えが悪くなる可能性がある
○今後の課題
・耐久度及びレンズ装着時の影響等についての経過観察
3.総評
今回、加工に100均の棒ヤスリを使用した為時間が掛かりましたが、もっと良い工具等を準備すれば作業時間は短縮できると思います。
以前に紹介した製品は厚みがあるのでそれが原因でケラレが発生していました。今回の製品では撮影結果もケラレが無くなるので良いとは思うのですが、初めからカメラ側がレンズ径を統一しておいてくれるか、数種類用意してくれば便利なんですがね。
4.APEMAN Trawoでの使用
※2018/08/05追加
APEMAN Trawoでも使用可能そうでしたので再度購入してみました。
そのまとめです。
○アクションカメラ(A80、Trawo)とレンズフィルター4枚(2セット)
※1つはA80に装着した状態です。
まず、サイズの確認です。
APEMAN Trawoのレンズ径は約20.8mmです。
○Trawoのレンズ径
レンズフィルターの内径は約20.5mmですが、まずは未加工で合わせて見ました。
○未加工状態での合わせた結果
入りますが、むりやりに近いです。
○加工前のレンズ
という事で、前回同様にヤスリで削ります。
今回は約20分前後削りました。
この作業ももう4個目ですので多少なれた感じはします。
○加工後のレンズ
○加工後に合わせた結果
○加工済みの装着例
○追加のまとめ
なれと削る量が少なかったので作業はそんなに大変ではありませんでした。
これで本体レンズが守られるのですから1つ(製品はセットなので2個)あると非常に便利です。
出来ればサイズを合わせて未加工で使用出来れば一番なんでしょうが、そこまで望むのは贅沢でしょうかね。。
その前にTrawoのネイキッドフレームがあればもう少し気軽に使えるのですがね。。
以上
○更新履歴
2018/08/05 APEMAN Trawoでの使用を追加
○更新履歴
2017/07/25 誤字・脱字の修正
2017/12/14 タグ修正
2018/04/28 誤字・脱字の修正
タグもどき: 中華アクションカメラ APEMAN A80 レンズフィルタ カメラアクセサリ
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