【Ubuntu 16.04/18.04】ノートPCで構築する際の備忘録
ジャンクのノートPC「NEC VersaPro VK-26M/B-F(以下VK-26M/B-F)」でubuntu16.04等をインストールして遊んでいるのですが、その際にいくつか嵌った内容の備忘録です。
基本的に「VK-26M/B-F」での確認ですが、他にも応用が出来るかもしれません。
その際は自己責任でお願いします。
※2018/11/10 Ubuntu 18.04でも照度変更及びサスペンド化設定の確認が取れました。
0.目次
1.LCDの照度変更
2.サスペンド無効化
3.無線LANの設定について
1.LCDの照度変更
Lenovo x200等ではubuntuをインストール後でも「Fn」+「Home」や「End」キーで照度を変更可能です。
VK-26M/B-Fにも同様に「Fn」+「F7」や「F8」で変更可能(Windowsでは変更出来る)なはずなのですが、何故かUbuntuではキーが利きません。
更にUbuntuを導入すると、最大照度で点灯するので非常に目に悪いです。
そこで設定値を直接変更し、照度を変更するというわけです。
ではその手順です。
○手順
①バックライトの種類の確認
op01@pcu901:~$ ls /sys/class/backlight
intel_backlight
※この結果から”intel_backlight”である事が判ります。
②バックライト最大値の確認
max_brightnessの値を確認します。
op01@pcu901:/$ cat /sys/class/backlight/intel_backlight/max_brightness
4648
※この結果から最大値は4648である事が判ります。
③バックライト数値の変更
バックライトの数値は以下の場所に記載されているので、その値を変更します。
記載場所:/sys/class/backlight/intel_backlight/brightness
尚、変更は即時反映されます。
又、数値はお好みで変更して下さい。
op01@pcu901:/$ echo "580" | sudo tee /sys/class/backlight/intel_backlight/brightness
[sudo] op01 のパスワード:
580
これで最大照度で目が疲れることが軽減されます。
2.サスペンド無効化
ノートPCですので、蓋を閉じるとサスペンドモードに移行してしまいます。
その対応手順です。
○手順
①logind.confの変更
sudo vi /etc/systemd/logind.conf
②コメントアウト解除及び値の変更
文中に"#HandleLidSwitch=suspend"と言う行があるので、"#"を外し"suspend"を"ignore"に変更し保存する。
変更前:#HandleLidSwitch=suspend
↓
変更後:HandleLidSwitch=ignore
③再起動させる
3.無線LANの設定について
※2018/11/15追記
本内容はUbuntu16.04用です。
Ubuntu 18.04での設定方法についてはNetplanを使用する方が良いとの事ですので、別記事で
説明しています。
○【Ubuntu 18.04】Ubuntu18.04での無線lan設定方法
では、説明を続けます。
「VK-26M/B-F」には有線・無線両方使えるモデルがあります。
それぞれを確認してみると以下の内容でした。
op01@pcu901:/$ sudo lshw -short -class network
→コマンドの結果
H/W path Device Class Description ====================================================== /0/100/19 enp0s25 network 82579LM Gigabit Network Connection /0/100/1c.1/0 wlp2s0 network Centrino Advanced-N 6205 [Taylor Peak op01@pcu901:/$ |
無線:Intel Centrino Advanced-N 6205
UbuntuはServerを使用しているので有線が使えれば良いのですが、実験環境ですのであえて無線を使いたい事がありますが、非常に嵌ったので・・・
方法はいくつかあるのですが、まずはその手順の1つです。
○手順
①管理者権限への昇格
sudo su -
op01@pcu901:/$ sudo su -
root@pcu901:~#
②サプリカントのインストール
apt -y install wpasupplicant
③wpa_supplicant.confファイルの作成
例:SSID名がABCDEFG、初期フレーズが123456の場合、以下の様に入力します。
※""は付けて下さい
wpa_passphrase "ABCDEFG" "123456" | sudo tee -a /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
④sudo vi /etc/network/interfacesの編集(追加)
※有線を無効(コメント化)し、無線の設定を追加します。
sudo vi /etc/network/interfaces
○/etc/network/interfaces
#auto enp0s25 #iface enp0s25 inet static #address 192.168.1.1 #netmask 255.255.255.0 #gateway 192.168.1.10 #dns-nameservers 192.168.1.10 auto wlp2s0 iface wlp2s0 inet static address 192.168.1.2 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.1.10 dns-nameservers 192.168.1.10 wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf |
⑤おまじないの再起動
有線を抜いてreboot
一番嵌ったところですが、以下のパラメータを良く見かけると思います。
○良くあるパラメータ
key_mgmt=WPA-PSK proto=RSN pairwise=CCMP group=CCMP |
私も当初参考にして設定していたのですが、全然ダメで繋がりませんでした。
半年以上判らなかったのですが、結果これらのパラメータは不要でした。
という事で④の内容だけで無線LANが繋がったので・・・。
この方法ですと無線しか使えなくなりますので、又違う方法を考えたいと思います。。。
以上
○更新履歴
2018/11/10 Ubuntu 18.04での動作確認の結果を追加
2018/11/15 Ubuntu 18.04用の無線Lanの記事とのリンクを追加
タグもどき:VK-26M/B-F Ubuntu 16.04 Ubuntu
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