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個人の趣味で色々な物を触ったり、検証した内容等纏めたブログです。

【Ubuntu 18.04】Ubuntu18.04のインストール手順

最終更新日:2018/11/25

この内容は、元ジャンクPCであるNEC製ノートPC(VK-26M/B-F)を使用してフリーNVRソフトであるZoneMinderの環境を構築するまでの備忘録です。

内容は幾つかに分割されますが、以下の様な構成を目指します。

○構成
・OSは"Ubuntu Server 18.04.1 LTS"、ZoneMinderは"1.32"系を使用
・ネットワークは固定のIPv4で有線・無線共に利用可能
・ノートPCなので蓋を閉じてもサスペンドさせない
・照度調整がキーで出来ないので設定で照度変更を行う

という訳で今回は手始めにOS(Ubuntu 18.04)のインストール手順です。

0.目次



1.Ubuntuの準備
2.Ubuntu 18.04 Server LTSのインストール
3.Ubuntu 18.04 Server LTSインストール後の設定
 ・LCDの照度変更及びサスペンド無効化
 ・パッケージ情報の更新
 ・タイムゾーンの設定
 ・日本語パッケージのインストール


1.Ubuntuの準備



①以下のurlを開き、isoファイルをダウンロードする
 ○「ubuntu公式サイト(外部)」
 https://www.ubuntu.com/download/server

②ダウンロードしたisoファイルを使用し、起動用環境を準備する。
 ※USBからisoイメージを起動する物等を使用しますが、ここでは省略します。


2.Ubuntu 18.04 Server LTSのインストール



※情報によれば、インストーラーに不具合があるので、インストールは英語の方が良いです。
其の為、インストール後に日本語環境を構築します。

①USBからISOイメージを起動する
以下、選択(入力)例を記載します。

②言語の選択
Welcome
 Please choose your preferred language
 →[English]

③キーボードの選択
Keyboard configration
 →Layout:[Japanese]
    Variant:[Japanese(OADG 109A)]

④インストトールの選択
Ubuntu 18.04
 →[Install Ubuntu]

⑤ネットワークの設定
Network connection
 →各環境に合わせて設定して下さい。
  尚、無線は当方の環境では無線は表示されませんでした。
  ※以下は固定IPV4での設定例です。

 ○PC割り当て情報
  対象:有線
  IP:192.168.1.128
  サブネットマスク:255.255.255.0 = /24ビット 
  Gateway:192.168.1.1
  Name Server:192.168.1.1
  ※192.168.1.1はルータのIPです

 ○設定例
  enp0s25(*ネットワークカードですので、環境により異なります。)
  IPv4 Method:[Manual]
  Subnet:192.168.1.0/24
  Address:192.168.1.128
  Gateway:192.168.1.1
  Name Server:192.168.1.1
  Search Domains:[(ブランクのまま)]

 上記設定後に進みますが、ネットワークが繋がっていないと②に戻ります。

⑥Proxyの設定
Configure Proxy
 Proxy Address:
 →[(ブランクのまま)]

⑦Archive mirrorの設定
Configure Ubuntu Archive mirror
Mirror address:[http://archive.ubuntu.com/ubuntu](デフォルト)
 →[(デフォルトのまま)]

⑧Filesystemの設定
Filesystem setup
 →If you choise partiton ~[Use An Entire Disk And Set Up LVM]
 →choose the disk to install to:[インストールしたいDISKを選択]
 →FILE SYSTEM SUMMARYが表示されるので、問題なければ[Done]を選択
 尚、変更したい場合は[Reset]を選択後、各設定を行う。
 →Are you sure you want to continue?[Continue]で次へ

⑨Profileの設定
PC名(ホスト名)や初期ユーザを作成するので必要な情報を入力して下さい。
 →Your Name:[名前]
  Your Server's Name:[Server名(ホスト名)]
  Pick a username:[ログイン名]
  Choose Password:[パスワード]
  Confirm yourPassword:[パスワード(再確認)]
  Inport SSH identyfy:[自己SSHを追加する場合はNo以外を選択]

⑩パッケージの導入
Featured Server Snaps
 パッケージ(Snaps)追加の模様です。
 スペースキーで*を表示させたものが追加でインストールされますが、今回は特に追加しません。
そのまま次へ進めばインストールが開始されますので、画面下のバーが右端に来るまで待ちます

[View full log]の下に[Reboot Now]が表示されればインストール完了です。
Install complete!
→Finished Install[Reboot Now]
USBメディア等を取り外し、[Reboot Now]を選択しubuntuを起動します。
再起動が完了すれば、ここからはsshで接続可能です。

3.Ubuntu インストール後の設定



 以下の事を実施しています。
 ・LCDの照度変更及びサスペンド無効化
 ・パッケージ情報の更新
 ・タイムゾーンの設定
 ・日本語パッケージのインストール
 
①システム及びパッケージの更新
 "sudo apt update && sudo apt upgrade -y"

②LCDの照度変更及びサスペンド無効化
 過去記事(【Ubuntu 16.04】ノートPCで構築する際の備忘録)で作成した手順を実施します。
 ※16.04とありますが、18.04でも同じです。

③タイムゾーンの確認
 "timedatectl"
 →○"timedatectl"の結果例
                                    Local time: Fri 2018-11-09 10:52:00 UTC
                              Universal time: Fri 2018-11-09 10:52:00 UTC
                                     RTC time: Fri 2018-11-09 10:52:01
                                    Time zone: Etc/UTC (UTC, +0000)
          System clock synchronized: no
systemd-timesyncd.service active: yes
                            RTC in local TZ: no

④タイムゾーンの変更
 "sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo"

⑤タイムゾーンの再確認
 "timedatectl"
 →○"timedatectl"の結果例
                                   Local time: Fri 2018-11-09 19:52:27 JST
                             Universal time: Fri 2018-11-09 10:52:27 UTC
                                     RTC time: Fri 2018-11-09 10:52:28
                                    Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
          System clock synchronized: no
systemd-timesyncd.service active: yes
                            RTC in local TZ: no
※Local timeが"JST"、Time zoneが"Asia/Tokyo (JST, +0900)"である事を確認します。

⑥日本語パッケージのインストール
 "sudo apt install -y language-pack-ja-base language-pack-ja ibus-mozc"

⑦システム文字セットの変更
 "sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja""
 ※LANGUAGE="ja_JP:ja"の部分の""はそのまま付けて下さい

⑧システム再起動
 "sudo reboot"

⑨システム文字セットの確認
 "echo $LANG"
 →ja_JP.UTF-8
 
⑩日時の確認
 "date"
 →例:2018年 11月 10日 土曜日 05:11:13 JST
  ※現在日時(曜日)が日本語で表示されるのを確認


今回はここまでです。
次回は無線lanの設定を行います。
記事を追加しました。
無線Lanの設定方法については以下のリンクからご確認下さい。

 ○無線Lan設定手順
 ・【Ubuntu 18.04】Ubuntu18.04での無線lan設定方法

以上

○更新履歴
2018/11/10 初版
2018/11/15 レイアウトの修正及び無線lanの記事を追加
2018/11/25 内容の一部修正

タグもどき:VK-26M/B-F Ubuntu 18.04 Ubuntu ZoneMinder
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