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個人の趣味で色々な物を触ったり、検証した内容等纏めたブログです。

【Windows10】DirectX 9(d3dx9_35.dll)等のインストールについて

最終更新日:2021/06/01

先日、ファイルの整理で出てきた古いゲームをWindows10の環境で起動させようとしたところ、"d3dx9_35.dll"が無いと怒られました。

少し調べたところ、Windows10ではDirectXは11.3以上(11.3又は12)で古いバージョンは自分でインストールしないといけません。

その方法の備忘録です。

0.目次


1.注意事項
2.現在公開されているDirectXについて
2-1)DirectXの種類
2-2)古いDirectX End-User Runtimes (March 2009/August 2008)等について
3.DirectXのインストール手順
3-1)「DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ」の場合
3-2)「DirectX End-User Runtimes (June 2010) 」の場合
4.まとめ


1.注意事項



古いバージョンのDirectXは、一度インストールをするとアンインストールする事は出来ません。
マイクロソフトも、復元ポイントを作成する様に推奨しています。
必要により、復元ポイントの作成や、バックアップソフト等を使用しておきましょう。
又、ダウンロードする際のリンクにも記載されていますが、古いバージョンのDirectXについては
セキュリティパッチが更新されません。
そのあたりも考慮して利用しましょう。


2.現在公開されているDirectXについて


2-1)DirectXの種類

大きく分けて「Web インストーラ版」と「通常版」の2種類があります。
両者の主な違いはファイルサイズでインストール中にダウンロードするかインストール前に一通り必要なファイルをダウンロードしておくかです。
後は、Webインストーラ版のみBingバー(と言う余計な物)を利用するかのチェックがインストーラにあったりもします。

尚、これらのインストーラーを使用する事により、DirectX9だけで無く、DirectX10~11やXAudio2.7、XInput 1.3、XACT、Managed DirectX 1.1等も利用可能になる模様です。

1台のPCにインストールであればどちらでも良いですが、複数台のPCに入れたい場合は後者(通常版)を共有して使用すればネットワーク上(主にWAN側)の負荷を軽減させる事が可能です。

用途や台数に合わせて選択すると良いでしょう。

2-2)古いDirectX End-User Runtimes (March 2009/August 2008)等について

現在のDirectX9系の通常の対応についてはJune 2010ですが、それより古いRuntime(March 2009/August 2008)もマイクロソフトの検索で出てきます。
しかしながら、実際のファイルのダウンロードの際に、404(ファイル無し)となりますのでダウンロードは出来ません。


3.DirectXのインストール手順


では、本題の手順です。
先の通り2種類あり、それぞれを章立てしていますのでどちらかを実施して下さい。
尚、当方は以下の環境で検証しています。

〇検証環境
・Windows10 Pro(21H1)

3-1)「DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ」の場合

〇ファイル情報
・ファイル名:dxwebsetup.exe 288KB ※2021/06/01現在

①以下のサイトより「ダウンロード」を押下し、"dxwebsetup.exe"をダウンロードします。
・[外部サイト]:DirectX エンド ユーザー ランタイム Web インストーラ(Microsoft)

②上記①でダウンロードしたファイルを実行します。
※環境によりUACの確認が来ますので、その場合は"はい"を選択します

③DirectXのセットアップが開始されますので、使用契約に同意し、「次へ」を押下します。


④Bingバーに関する確認が来ますので、"Bingバーをインストールする"のチェックを外し、「次へ」を押下します。

※どうしても入れたい方は入れてもかまいません・・

⑤後は、インストールの完了が出るまで「次へ」で進めていけば終了です。


3-2)「DirectX End-User Runtimes (June 2010) 」の場合

〇ファイル情報
・ファイル名:directx_Jun_redist.exe 95.6MB ※2021/06/01現在

①以下のサイトより「ダウンロード」を押下し"directx_Jun_redist.exe"をダウンロードします。
・[外部サイト]:DirectX エンドユーザー ランタイム(Microsoft)

②上記①でダウンロードしたファイルを実行します。

③DirectX Jane 2010SDKの使用許諾に同意し、「Yes」を押下します。
 

④ファイル展開先の場所を聞かれますので、任意の場所を指定します。
尚、該当フォルダが無い場合は作成するかも聞かれます。
例)c:\temp\dx9等

〇ファルダ指定画面

※画面はC:\temp\dx9に展開する場合

〇新規フォルダ作成画面


⑤展開されたフォルダを確認し、"Dxsetup.exe"を実行します。


⑥DirectXのセットアップが開始されますので、使用契約に同意し、「次へ」を押下します。
後はインストールの完了が出るまで「次へ」で進めていけば終了です。

〇使用契約画面


〇セットアップ画面


〇インストールの完了画面



4.まとめ



と言う訳で情報が色々ありすぎて探すのが面倒ですが、整理すれば対象ファイルをダウンロードしてインストールするだけです。
但し、方法は2種類あるので好きな方で利用して下さい。
当方はオフラインでもインストールが可能な後者の方が好みです。

以上

〇改定履歴
・2021/06/01 初版


タグもどき:Windows10 DirectX9
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