【レビュー記事】ホームセキュリティIP WiFiカメラ監視システム 「APEMAN ID73」
今回は ホームセキュリティIP WiFiカメラ監視システム「Apeman ID73」を実際に使用したまとめです。
ホームセキュリティと名前が付いていますが、使い方はアイデア次第で色々出来ます。
例えば家にいるペットや赤ちゃん・高齢者の様子を見たり(見守り)、無人の倉庫を監視(防犯)、機器(計器)等の状態(監視)等です。
※今回、Apeman_japan(大石貿易事務所)様からサンプルを提供していただきましたので、色々触って確認したいと思います。
0.目次
1.仕様
2.製品解説
2-1)同梱物
2-2)セットアップ
3.検証
3-1)自宅での使用
3-2)外からの使用
3-3)電力消費量
3-4)MicroSDカードの記録時間について
3-5)MicroSDカード内のファイルについて
3-6)動作環境について
4.評価
5.まとめ
1.仕様
まずは仕様を確認してみます。
尚、基本は公式情報ですが、そこに当方が確認した内容を追加しています。
SOC/ SENSOR |
Ingenic T20/UNIFORE SC2235 |
解像度 | 1920x1080p/640x360p ※HD(1080p)/SD(360p)/自動から選択可能 |
赤外線 | 有り(9灯)30フィート ※30フィート=約9.1メートル |
PTZ機能 | 有り(パン:355°/チルト:100°/ズーム(デジタル4倍) ※PTZ(パン(左右)/チルト(上下)/ズーム(拡大)を操作できる機能) |
動体検知 | 有り(アラート通知も可) |
音声通話 | 双方向可能(モノラルマイクとスピーカ) ※外部接続端子は無し |
映像録画 | 可能(MicroSD又はクラウド) ※クラウドを使用の場合は別途有償契約(お試し期間有り)が必要 |
MicroSD | 8GB-64GB(FAT32形式) ※Class10以上を推奨 ※MicroSD保存時は映像:MP4形式、画像JPG形式 (但しカード内では暗号化されており、アプリ経由で暗号を解除) |
接続方式 | P2P(同時接続は最大5名まで)※ユーザー登録が必要 |
Network | 有線(100M/10M)又は無線 802.11b/g/n(2.4GHz帯) 但し、IPv4のDHCPのみで、固定IP及びIPv6の使用は不可) |
電源 | DC5V/2000mA(Micro-USB)端子 |
接続アプリ 及び要件 |
IPC360 ※Android(5.0以上):GooglePlay ※iPhone(iOS 9.2以降):Appstore |
その他 | カメラの設定はスマホアプリからのみ アプリではパノラマ表示が可能 底部に1/4インチネジ穴及び天井設置用機能有り telnet/ssh/ブラウザ等の直接接続は不可 国内技適認定済 技適番号:"208-180160" |
2.製品解説
製品が届いたので検品も含めて確認します。
外箱はこんな感じです。
○外箱
2-1)同梱物
同梱物は次の通りです。○同梱物の映像
○同梱物
①カメラ本体
②ACアダプター(ACアダプターとUSBケーブル)
③説明書及びカード(サポート連絡先等)
④その他付属品(天井等固定用・ネジ・アンカー等)
以下、特筆あるもののみ詳細に記載します。
①カメラ本体
○概要
・型番:ID73
・サイズ:縦:9.2x横:9.2x高さ:13.1(cm)※アンテナ部除く
※アンテナ部の幅は約2.1(cm)
・重量:236.1(g)です。
○本体サイズと重量
形状は鏡餅?・雪だるま?・マトリョーシカ?ぽい感じで愛嬌があります(笑
又、本体下部左側にはスピーカがあります
○本体解説(その1)
背面にはLAN端子と電源・無線アンテナがあります。
(アンテナがシッポみたいです)
もう少し各部を確認します。(図05)
○本体解説(その2)
底面にはカメラの三脚等に良く使われる1/4ネジ穴と天井等に固定させる部品用のミゾ、各種マークがります。
其の中に技適マークと認証番号”208-180160”があります。
(上記画像右上)
尚、この認証番号ですが現時点で総務省の”技術基準適合証明等を受けた機器の検索”には表示されません。(2019/03/13現在)
念の為、総務省近畿総合通信局(当方の管轄地域)に確認したところ、認証は間違い無くされているが、検索DBへの登録が間に合っていないとの回答でした。
このケース(登録が間に合っていない)は初めてだったので、驚きです。
本体の頭部の黒い部分にカメラや赤外線(センサーも含む)・動作ランプ等があります
(上記画像左下)。
又、顔の鼻?のあたりがリセットボタン、口?のあたりがMicroSDカード挿入口です。
(同じく上記画像左下)
背面には先程のLAN端子と電源があります。
(上記画像右下)
後は赤外線です。
○赤外線使用時のイメージ
明るいと判らないので動作させて暗くした状態です。
カメラレンズの周りを囲むように赤外線LED(計9灯)があります。
尚、画像では白っぽいですが、実際に肉眼で見ると赤色で目視できます。
仕様的にはPTZ機能が有ったり、マイクとスピーカによる双方向会話が出来たりと良さそうなのと、底部に1/4インチネジ穴及び天井設置用の機能があるので、設置や固定も簡単に出来そうです。
ここまでの注意点としては、使用前にカメラに貼付けされている保護シール(レンズ保護やMicroSDの挿入口説明等)は外すのを忘れないで下さい。
②ACアダプター(ACアダプターとUSBケーブル)
次はACアダプターです。
ACアダプターは一般的な1個タイプでは無く、アダプターとケーブルが分離するタイプです。
○ACアダプター(AC-USB変換)
ACアダプター自体の出力はDC5V/2000mAで、サイズは 4.6x3.5x2.3(mm)でした。
○ACアダプター(AC-USB変換)画像
○USBケーブル
USBケーブルはTYPE-A<->MicroUSBで長さは約145cm(※端子部含まず)と長めです。
○USBケーブル画像と合わせた重量
尚、ACアダプター(ACアダプターとUSBケーブル)の合わせた重量は60.3(g)でした。
又、保証外ですが汎用の同容量アダプターやモバイルバッテリーでの使用が出来るかもしれません。
③説明書及びカード(サポート連絡先等)
○説明書とカード
○説明書
説明書は一見分厚いですが、6カ国(EN/DE/FR/IT/ES/JP)合わせての物です。
日本語ページは20Pで一部片言な部分があるのと、内容は理解出来ますが細かい説明が無い部分があります。
○カード(サポート連絡先等)
問い合わせ先が記載されています。
④その他付属品
○その他付属品一覧
その他付属品です。
・ネジ及びアンカー(各2小)
・天井用固定用(※はめて回して固定する)
尚、重量は合わせて約7.4(g)でした。
2-2)セットアップ
実際に製品を使用するためにいくつか準備があります。その流れと当方の環境説明です。
○環境
・本製品は無線Lanを使用し接続する
・設置は玄関に立てたポールに取り付け玄関口を向けて設置
○玄関口に設置した様子
※本体底部の1/4インチネジ穴を使用し、以下の製品を使用してポールに固定しています。
○使用した部材
「各種撮影機材 雲台ボールヘッド付きクリップ -686558」
○使用機器(スマートフォン)
・SHARP SH-07E(Android 4.2.2)
・富士通 F-04F(Android 4.2.2)
※古いのは御了承下さい
○使用したアプリ及びバージョン
・IPC360(3.1.0.16) ※Google Playよりインストール Android 要件4.1 以上
※2019/03/16追記
現在、GooglePlayで公開されているIPC360はAndroidの場合5.0以上が要件の模様です。
(APEMAN Japanへ確認済み)
当方の検証では古いAndroidバージョンでも使用出来ていますが、保証外となる可能性があります。
○セットアップ手順
①MicroSDカードの準備※MicroSDに映像を記録する場合
MicroSDに映像を記録する場合、4G~64GのMicroSDカードが必要です。
※MicroSDカードはClass10以上を推奨
尚、当方は64GBの物を使用しましたが、FAT32では認識し、ExFATでは認識しませんでした。
→別途再確認予定
○参考(使用したMicroSD):SanDisk ULtra MicroSDXC UHS-1
②スマーフォンへのアプリインストール(IPC360)
Google Play又は、AppStoreからアプリをインストールする必要があります。
※但し、古いスマートフォンを使用している場合はアプリが正しく起動出来ない場合があります。
(当方のAndroid4.2.2で実際に問題が発生)
その際は古いバージョンのapkをインストールして回避出来ましたが、apkは野良アプリ扱いですので注意が必要です。
(参考までにその際のトラブル内容を以下にまとめています。)
○インストール時のトラブル(Android4.2.2)
ア)事象
Google PlayよりIPC360(V3.1.0.16/2019-01-08版)をインストールしたが、アプリを起動しても先に進まない
○先に進まない画面
イ)対応方法
古いバージョンのIPC360をインストールする
当方の場合、古いバージョン(V3.0.15.28/2018-09-14版)のapkをダウンロード・インストールし、先に進める事が出来ました。
注意)一般的にGoogle Palyから公開されていないバージョンやapkの使用は自己責任となります。
又、当方の使用バージョンは古い為、最新版のアプリでは改善等がされている可能性があります。
③ユーザ登録(要メールアドレス)
製品使用のユーザ登録にはメールアドレスが必要です。
※メールアドレス=ユーザIDになる
尚、登録先にはフリー(yahooやGmail等)でかまいせん。
但しアプリからのアラートは登録したアドレスに通知されます。
④本体設定(ユーザと本体の紐付け及び各種設定)
紐付け時にスマートフォンと本体を近づけ、音でやりとりする場面がありますが、スマートフォン側の音量が大きい場合は注意が必要です。
恐らくですが、この音でWifiのIDやパス等の情報を本体に送っているのかも知れません。
3.検証
古いスマホからですと少し手間取りましたが、新しいスマホであれば問題無いと思います。
尚、本検証に関する当方の環境は以下の通りです。
3-1)自宅での使用
※当方のバージョンは古い為、最新版のアプリでは改善等がされている可能性があります。先の通りテストは玄関で行い、暫く稼動させてみました。
尚、画面にあるコーヒーの空き瓶やジュースの缶までの距離は約80cmです。
まず、アプリ画面ですが縦時と横時では画面が違います。
○アプリ画面の様子(縦)
※左:昼時/右:夜時
○アプリ画面の様子(横)
※上:昼時/下:夜時
縦画面より横画面の方が映像が大きく見る事が出来ますが、縦横で機能が一部使えたり使えなかったりします。
その他、暫く触って確認した項目です。
○全般
・操作は縦・横のどちらでも可能だが、一部どちらかにしか無い項目がある
例)カメラ位置補正機能等(横時のみ有りで、おそらく正面水平状態にリセット)
・マイクはボタンを押している時のみ相手(本体側)に聞こえる
・マイクとスピーカは非連動で、スピーカをONにしないと相手の音は聞こえない
・画像や音は数秒の遅れが発生する場合がある
※ネットワーク環境等の可能性も有り
・PTZのPT操作時にモータ稼動音がしますが、そこまで大きくはない
(但し、スマートフォン側のスピーカから聞くと少し大きく聞こえる)
・録画/撮影時の画像は非ズーム時の画像を記録する
※ズームして撮影してもその状態で記録されない
尚、ズーム状態で記録したい場合はスマートフォンのスクリーンショット等を使用する
○アプリでズームさせて手動撮影(保存)した時の映像ファイル
・外からの使用も多少遅延があるが、問題なく確認・操作が出来た
・赤外線は目に見える可視タイプである
・P2PなのでNVR環境では使用出来ない(ONVIF等は無い)
○機能等
・画質はHD(1080p)/SD(360p)/Autoの3種類
・動作時の表示灯は設定で消灯が可能
・警報音スイッチでオープン(ON)の場合、動体検知をすると本体側で警報が数秒鳴る
・動体検知は感度が6段階あるが除外設定は出来ない
※例えばカーテン等が一部視界に入る際に範囲でここは検知外等が出来ない
・画像反転は可能(天井設置時等は反転にする)
・アラーム時刻の設定は1時間単位
・固定ポイントの撮影は3箇所で時間指定のみ
(ショートカット登録等は無い)
○映像/画像について
・MicroSDを使用すれば、常時(又は指定時間)録画が可能
・MicroSDカードに保存されたファイルは暗号化されており、そのままではPC等で参照出来ない
・暗号化が解除された保存形式は映像(mp4)/画像(jpg)である
(設定がHD(1080p)時:映像1920x1080 15fps/音声28kbps/モノラル/8kHz)
(設定がSD(360p)時:映像640x360 25fps/音声34kbps/モノラル/8kHz)
・MicroSDのフォーマット形式はFAT32でEXFATはカードを認識せず
・カメラの再起動はあるが、シャットダウンが無い
→電源を抜くしかないので最後のファイルは破損扱いになる可能性がある
次はこのカメラの本来の目的である外から接続してみます。
3-2)外からの使用
外からの使用と言う事で、ケースを想定しました。まずは通常のSIMを利用した通信、もう1つは公衆Wifiサービス(ドコモの公衆無線LANサービス)を使用した通信です。
尚、当方はDocomo系の回線で、公衆無線LANサービスはコンビニで確認しています。
○ケース
①LTE通信での接続
→遅延はあるが接続に問題なし
②外部Wifiでの接続
→遅延はあるが接続に問題なし
○結論
LTE/Wifiの区別に変わりなく外部からも問題無い
但し、遅延は回線の混雑状況等により発生する
尚、注意点としては、特にLTE(通常回線)使用時の使用量に留意が必要
要はSIMで接続しっぱなしだと、回線の上限に行く可能性があると言う事です。
その理由ですが、「アプリ画面に表示されている通信量が(KB/s)から平均100KB/s~130KB/sは出ている」からです。
これは、其の場合、Youtubuで480p(高画質) の動画を見ているのと同じで、契約種別によっては直ぐに上限に達する可能性があります。
○参考:通信量(Youtubuで480p(高画質)の場合 )
※実際にはこれに他の通信等も入るので更に短くなる可能性があります。
時間 | 通信量 |
1時間 | 360MB |
2.8時間 | 1GB |
8.4時間 | 3GB |
3-3)電力消費量
次に気になるのは電気代です。接続しっぱなしだと、1日何円かかるのを計算してみました。
尚、計算にあたり条件等は次の通りです。
○条件
・本製品の消費電力はワットモニター(サンワサプライワットモニター TAP-TST8N)で測定
・単価は当方居住地域(関西電力)の第2段階料金(25.33円)で計算
・項目は次の4つとし、赤外線使用の有無は1日を12時間ずつで計算
①PTZ稼動なし:赤外線OFF(昼)
②PTZ稼動なし:赤外線ON(夜)
③PTZ稼動あり:赤外線OFF(昼)
④PTZ稼動あり:赤外線ON(夜)
・PTZを長時間連続で操作する事はないと思うが、高負荷時の想定で計算
○参考:計測時の様子
○計測結果※結果の()内は12時間の値段
項目 | 消費電力(値段) |
①PTZ稼動なし:赤外線OFF(昼) | 2.1W(0.64円) |
②PTZ稼動なし:赤外線ON(夜) | 4.8W(1.46円) |
③PTZ稼動あり:赤外線OFF(昼) | 2.9W(0.88円) |
④PTZ稼動あり:赤外線ON(夜) | 5.6W(1.70円) |
これを1日/1週間/1ヶ月(30日)で纏めます。
○電気料金の予想
①+②PTZ稼動なし | ③+④PTZ稼動あり | |
1日 | 2.1円 | 2.58円 |
1週間(7日) | 14.7円 | 18.06円 |
1ヶ月(30日) | 63円 | 77.4円 |
1年(365日) | 766.5円 | 941.7円 |
○特記事項
アプリから接続時や非接続時の比較もしてみたが、ほぼ変化がない状態であった。
○結論
おおよそであるが、月あたり63円~77.4円の予想となった。
※実際は操作や設定状況等により異なります。
3-4)MicroSDカードの記録時間について
次はMicroSDカード1枚でどのくらい記録可能かを確認します。尚、今回は64GBを使用していますが、それ以下については更にそこから算出します。
※64GBのMicroSDの場合の参考値で設置条件等により異なる場合があります。
○条件
・本製品を玄関先に設置し24時間録画。その際の使用容量を計測
・録画時はHD(1080p)を使用
・1日(24時間)あたり約9.30GB
・64GBの場合=約6.88日
○上記結果からの各容量の算出値
容量 | 時間(日) |
16GB | 41:16:48(1.72日) |
32GB | 82:33:36(3.44日) |
64GB | 165:07:12(6.88日) |
○結論
条件により前後はするが、上記結果の通り。
尚、最大容量まで録画後は古いファイルから上書きされる。
※ドライブレコーダ等と同じ動き
3-5)MicroSDカード内のファイルについて
商品説明ではMicroSDカードに保存されているファイルは暗号化されているとあるので、本当か確認しました。○結論
動画及び手動で撮影した画像(jpg)も暗号化されており、単純にファイルをPCで開いても見れませんでした。
○参考
※参考までにMicroSDカード記録時のディレクトリー構造を記載します。
○ディレクトリー構造
+2019-03-08 ※日付 | +00 ※時間(00時) | |+00.h264 ※00分の映像ファイル(拡張子は.h264) | |+01.h264 ※01分の映像ファイル | |+01-32-M.jpg ※01分の画像ファイル(拡張子は.jpg) | |+... | |+59.h264 ※59分の映像ファイル | +01 ※時間(01時) | |+00.h264 ※00分の映像ファイル | |+01.h264 | |+... +2019-03-09 | +00 | |+... | |+01-15-M.jpg | |+02.h264 | |+... | +02 | |+00.h264 | |+01.h264 | |+... |
上記の結果から、フォルダーは日付・時間で作られ、ファイルは1分単位で作成されます。
※画像については、手動記録したタイミング
尚、この映像や画像を直接見る事は出来ませんが、IPC360アプリから保存すれば、暗号化が解除されPC等でも見る事が可能です。
※其の場合は、アプリの「アルバム」等から対象を選択して保存する
尚、其の場合の両ファイルの命名規則は次の通りです。
○スマホのアルバムから保存した場合のファイル名
・2019-03-10-04-15-37.mp4(動画)
・2019y3M10d4h35m17s.jpg(画像)
※このあたりは当方の使用したアプリのバージョンが古いので改善されているかもしれませんが、命名規則は統一して欲しいですよね。
3-6)動作環境について
アプリとカメラの設定後にもインターネット環境が必要なのか?以下の内容を確認してみました。
○内容
①ログイン前に光コンバータの通信遮断をし、家庭内のネットワークだけで利用可能か?
→アプリにログイン出来ず、確認出来ず
②アプリにログインしてカメラの映像を表示後、光コンバータの通信遮断
→接続が切れ、アプリの再ログインを要求される
○結論
アプリからの接続の場合にはインターネット環境が必要
但し、MicroSDを装着している場合は、インターネット環境に本体が接続されていなくても録画は継続されていた
4.評価
○良い点
・簡単に外から確認出来る環境を作れる
(ブロードバンドルータ等の設定も不要)
・PTZ機能が使える
・双方向通話が可能
・1/4インチネジ穴や逆さ取り付け用の部品が底面にあるので、簡単に設置出来る。
※特に1/4インチネジ穴はクリップマウント等を使う際には便利
○悪い点
・簡単に環境を作れる反面、高度な設定が出来ない(IPアドレスの固定等)
(当方のN/Wは一部機器で固定IPアドレスを使用)
・利用にはインターネットに接続出来る環境が必要である
→無い状況でも利用出来ればもっと便利になる
・動体検知の除外設定が出来ない
→先にも記述したが、カメラの範囲内にカーテン等簡単に動く物がある場合に感度を下げてもアラートを上げてしまう。
・IPC360がAndroid4.1からとあるのに、実際は使用(起動)出来ない
→現行バージョンのIPC360はAndroidの場合5.0以上
・MicroSD以外の録画方法が決められたクラウト先にしかない
→クラウド先の料金や仕組みの詳細案内が無いのと、自分のGoogleドライブ等を指定出来ない
・アプリの記録ではズーム時の映像・画像が保存出来ない
・MicroSDを挿入/取り出し難い
→挿入の際に入れにくいのと、取り出しの際にバネで飛び出しが強く、危うく棚の裏に行きかけました(約1M先)・・・。
・MicroSD内ファイルの暗号解除がアプリでしか出来ない
→プライバシー保護の為と思うが、PC上でも出来る様にして欲しい
5.まとめ
機器の設置や設定が苦手な方が、簡単に監視・録画使用したいと言う方には良いと思います。
但し、当方の様に家庭内LANのIPアドレスを固定している場合等の設定が出来ないのが物足りないと思います。
又、悪い点でも述べた録画保存先で、MicroSD以外の指定クラウド先しかないのも残念です。(セキュリティ上の問題も含めて)
今後(出来ればGoogle等や日本国内のクラウド先等も含めて)使える様になればと思います。
又、当方の環境で発生した古いスマホ問題についても、もし何かあるのであれば対応バージョン等を公式が発表してくれると良いと思いますし、最新版が使える様になれば再度アプリの使用感等はレビューしたいと思います。
最後に、現在はまだ国内では発売されておりません。
予定では、次の模様です。
○本製品の予定
・2019/04頃 クラウドファンディング「Makuake」掲載予定
→2019/04/20 掲載されたようです。(詳細は後述)
・2019/06頃 各ECサイトにて販売予定
詳細に付きましては、販売代理店である、「エイプマン ジャパン日本代理店」公式サイトで御確認下さい。
・(外部リンク)「エイプマン ジャパン日本代理店」公式サイト
※2019/04/20 16時 追記(クラウドファンディングの開始について)
公開された模様です。
2019/04/20の16時時点で達成率91%
2019/06/19までに(目標金額が)100%以上でないといけないみたいですが、公開1日で91%であれば、すぐに達成しそうですね。
クラウドファンディングの特典としては、販売予定価格から20%前後、割引の模様です。
詳細につきましては、以下のサイトを御確認下さい。
○[外部サイト]クラウドファンディング「makuake」のAPEMAN ID73のサイト
※2019/04/20 20時半 追記
クラウドファンディング「makuake」の達成率が100%を達成した模様です。
(20時半時点で141%)
尚、100%を達成しても製品の残りが0で無い商品は、今からでも参加可能みたいですのでお早めに。
後は、期限(2019/06/19)までに何パーセントぐらいまでいくのかでしょうね。
○更新履歴
2019/03/11 初版公開
2019/03/12 画像の追加(添付漏れ)及びクラウド公開予定時期の変更
2019/03/13 技適マーク及び技適番号についての情報を追加
2019/03/16 確認事項の追加
2019/04/20 クラウドファンディング開始と達成についての情報を追加
以上
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