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one's way

個人の趣味で色々な物を触ったり、検証した内容等纏めたブログです。

サンワサプライ ワットモニター「TAP-TST8N」で消費電力を調査

ワットモニターを購入してみました。
製品は「サンワサプライ」さんの「TAP-TST8N」です。

購入動機は後の選定理由にも記載していますが、使用しているPC(元ジャンクを含む)でCPUマイニングをしてみようと思ったからです。

そのあたりの内容は後日少しずつ掲載予定ですが、その前にどのくらいの電気代がかかるのかを調査する為です。
お試しも兼ねて1台購入してみましたが、1台あると色々測定するのが楽しくなり、
家にある電球やアクションカメラ等でも計測した結果も載せてあります。

 


0.目次


1.選定理由
2.製品解説
(1)外観
(2)測定種類
(3)サイズ
(4)製品解説
(5)使用方法
3.製品テスト(電力測定)
(1)電球(3種類)
(2)ノートPC(Lenovo x200及びNEC VK-26M/B-F)
(3)中華アクションカメラ (APEMAN A80)
4.評価
5.総評


1.選定理由


購入の動機は冒頭でも書きましたが、普段使用しているPC(検証用PC含む)等の電気代が幾らぐらいなんだろうと思ったからです。
特に検証用PC(元ジャンク)はある実験(CPUマイニング等)から高負荷状態で24時間稼動させてみたいところがあり、出来るだけ正確な数値を出す製品を他の方のレビューを参考にしてこちらにしました。
尚、他の方のレビューにあった発熱等について、購入前に念のためにサポートに確認したところ、「仕様は変更されていて問題無い」との回答を頂いたためです。

2.製品解説


(1)外観

 中は製品本体・説明書・省エネ対策について記載された紙で、パッケージ背面にも説明が書かれています。

(2)測定種類

測定可能なものは次の通りで5種類した。
・(現在の)消費電力(Watt)
・積算電力量(kWh)
・積算時間(H)
・積算料金(積算と1日あたりの2種類)
・Co2換算(Kg)

(3)サイズ

サイズは縦60mm、横60mmの正方形タイプで、奥行きは25mm(電源プラグ部除く)です。
(含めた場合は41mm)
 
○縦サイズ(60mm)


○横サイズ(60mm)


○奥行き(25mm/41mm)

※右下のものはプラグを含んだ状態時
横幅は最近の壁コンセントの幅より少し小さいサイズですが、横にコンセントが並んだ(スイッチ付き)タップ等で使用する場合は隣に干渉する事もあります。
尚、壁コンセントの横幅は70mmです。

○壁コンセント接続例

(4)製品解説

本体正面には液晶とボタン(上から料金、Co2、計測)が3つあり、このボタンを操作する事により、画面を切り替えたり、設定や情報のリセットが可能です。
液晶部ですが大きさは良いのですが液晶保護用の透明なプラスチックの反射が激しかったり、液晶の見え方が暗く感じたりと他の方も指摘しています。
尚、製品には液晶部に保護用のシートが貼られていますので、使用する際には剥がす必要があります。
実際に通電させて数値をみましたが、蛍光灯の光が反射したり、液晶の表示が暗く見えにくかったです。
測定対象を接続するコンセント口は下側に1つあり、最大1500Wまでです。
説明書の注意事項には「使用の際には本製品を壁コンセントに接続」とありますが、液晶が見え難いので実際の使用では延長コード等を使用しないと使い物になりません。
この点はメーカさんは改善をお願いしたいところです。
(私の場合、100均の少しコードが太い延長コード(200円製品)を使用しています。)

(5)使用方法

計測する前に電気料金(単価)設定が必要です。
(消費W数を測定するだけであれば設定する必要が無いかもしれませんが・・)

尚、電気料金(単価)方法は次の通りです。
 ①契約電力会社のサイトで確認
  参考:ネットで「●●電力 電気料金 平均単価」等で検索可能です。※●●は利用先

 ②サンワサプライのサイトで確認
  →説明書にも各電力会社か、弊社WEBサイトでご確認下さいとありましたが、サンワサプライさんのサイトでは掲載URLが見つけられませんでした。
   →その後、別件でサポートに問い合わせした結果、以下のURLと判明しました。
    但し、内容は最新ではなく古い内容だったので、再度確認したところ近日中に又定期的に更新するとの事でした。
  参考:サンワサプライでのURL

 ③毎月の検針表「使用量のお知らせ」から計算する
  「使用量のお知らせ」から1kwあたりの単価を確認する方法ですが、次の通りです。
  計算式:「使用量/請求料金=1kwあたりの単価(円)」

尚、関西電力では「1kw=29.94円」で自分で計算した場合は「27.90円」でした。
(小数点第3位以下切捨て)※2018/02/19時点

どちらを使用するかはお任せとなりますが、自分は後者(自分で計算)を使用しました。

○設定方法について
 料金の設定方法については説明書を見ながらすれば出来ますが、操作が忙しい感じです。
 理由は2秒以上の無操作で時間切れで保存されるのと、料金設定ボタン(Co2ボタン(↑)と計測ボタン(↓))を押し続けると、設定単位がと0.01→0.1→1と上がるので、こまめに料金設定ボタンをチョンチョンと押して設定するのが良いと思います。

 尚、設定した単価や累積情報については、説明書に記載はありませんが充電式のバッテリが 搭載されていて、満充電の場合約1ヶ月程保持されるとの事です。(サポートに確認済)
 後は、測定対象の機器に接続して数値を見るだけです。

又、累積情報のリセット方法ですが「料金」ボタンと「Co2」ボタンを同時に3秒以上押し続けるだけで、説明書には「計測している機器を取り外して」とありましたが、対象を外さなくてもリセット出来ました。

○計測時のポイント
 知りたい内容に計測モードを切り替えるだけですが、少しポイントを纏めました。

 表示データについて(料金)
 「計測された電力量を料金に換算した通算料金(積算料金)」か「1日に相当する金額」です。
 つまり前者は記録した合計ですので、新たに測定する場合はリセットする必要があります。
 又、後者は1時間だけ使用した料金を知りたい場合には、別途計算する必要があります。

 表示データについて(積算電力量(kWh))
 積算ですので、今まで計測した値の合計です。
 料金と同じで、新たに測定する場合はリセットする必要があります。
 その為、数時間使用して1日や1週間、1ヶ月等の電気代を出すには計算する必要があります。

○計算式
 その計算式ですが、幾つかありますが代表的なものを記載します。
  ①電気代 = W / 1000 * 一日の使用時間(h)*1kWhあたりの電力量料金(円)
  ②電気代 = kWh * 1kWhあたりの電力量料金(円)
  ③電気代 = kW *一日の使用時間(h)* 1kWhあたりの電力量料金(円)
  ④電気代 = Wh /1000 * 1kWhあたりの電力量料金(円)

 ・例題
  1kWhの電力量料金が30円の場合、10Wの電球を1日付けていた場合の電気代の場合
  まず①の公式を使用します。
  ①電気代 = W / 1000 * 一日の使用時間(h)*1kWhあたりの電力量料金(円)
  上記①の式に当てはめます。
   電気代(円) = 10(W)/ 1000 * 24(h) * 30(円)
   電気代(円) =7.2(円)となります。

尚、各電力会社に掲載されているものは標準的なものですので、私は冒頭で述べた通り「先月の使用量のお知らせ」から計算しました。
其の場合は、「電力量(kWh)」/「請求金額」の値を「1kWhあたりの電力量料金(円)」にすればもう少し詳細に計算できます。

その為、本製品のワット表示で消費ワットの状態を暫く確認し、その平均値から計算すれば欲しい時間のものが短期間で計算出来ると言う訳です。

勿論、本機を繋いだまま1日放置して確認するのも良いとおもいますが、其の場合は其の料金が加算されます・・。


3.製品テスト(電力測定)



以下の製品について検証してみました。
(1)電球(3種類)
(2)ノートPC(Lenovo x200及びNEC VK-26M/B-F)
(3)中華アクションカメラ (APEMAN A80)

(1)電球(3個)

 一般的な発熱電球とLED電球で試してみました。
 口径はいずれも26Eで、それぞれ次の通りです。

○対象製品と結果
No 区分 製品名 用途 消費電力
仕様値(W)
消費電力
計測値
消灯/点灯(W)
L1 発熱 SUNSONIC EFA15ED/BP トイレ 昼光色 13 0/13.2
L2 発熱 電球に記載なしの為不明 洗面台 電球色 ?? 0/51.8
L3 LED QPAU E26 7W 室内センサー
ライト 人感センサー 夜灯
 
階段 昼白色 7 0/6.5
※NoL1・L2は物理スイッチ、NoL3はセンサーでON/OFF
※NoL3の待機電力は微量と仕様に記載があるが、測定では仕様上0.3以下は0と表示される。

○電球の計測時の様子

調査の結果、仕様値と前後(誤差)はありますが、製品仕様では誤差「最大2%±5W」ですので許容範囲と思います。
尚、表示された数値については比較的安定した値が表示されていました。
ここで驚いたのが、何気なく洗面所で使用していた表示の無い電球でした。
いつ購入したのかも不明ですが、約50Wも使用していたとは・・・。

LED電球も発売当初と比べて安くなってきているので、発熱電球はそろそろ交換していくと良いかもしれません。

参考までに電気代も計算してみました。
尚、計算式は先程説明したものを使用し、「1kWhあたりの電力量料金」は当方の居住地域(関西電力地区)での電気料金(従量A、3段料金目)の単価で1KW=(約)27.90円です。

○計算式
・電気代 = W / 1000 * 一日の使用時間(h)*1kWhあたりの電力量料金(円)

○電気代
No 1時間 1日 1ヶ月
L1 0.37円 8.84円 265.22円
L2 1.45円 34.69円 1040.78円
L3 0.18円 4.35円 130.6円
※NoL3のLED電球は室内センサー(明るさ)と人感センサーが付いている為、無人の場合は30秒で消灯。
又、ある一定の明るさの場合は点灯しない為、実質としてはこれ以下になります。
※NoL3の待機電力の料金:0.051512円

(2)ノートPC(Lenovo x200及びNEC VK-26M/B-F)

 以下のノートPCで計測しました。
 尚、対象は2台ですが、そのうちNECの方は構成(HDD/SSD)やOS(Windows/Ubuntu)等、一部変えてみています。
 その為、表が少し複雑になっております。

○対象
No P1 P2(WH) P2(WS) P2(UH) P2(US)
メーカ Lenovo NEC
製品名 x200 VK-26M/B-F
型番 7457-4PJ PC-VK26MBZCF
CPU Core 2 Duo
P8400/2.26GHz
Core i5-3320M
2.60GHz/TB時3.3GHz
メモリ(GB) 8(4GBx2) 8(4GBx2)
DISK Seagate
ST9500420AS
500GB
7200RPM
Cache 16MB
(HDD)
Seagate
ST250LT014
250GB
7200RPM
Cache 16MB
(HDD) 
SanDisk
mSATA SDMSATA-256G-G25
(SSD)
Seagate
ST250LT014
250GB
7200RPM
Cache 16MB
(HDD) 
SanDisk 
mSATA
SDMSATA-256G-G25
(SSD)
OS Windows 7 Professional
64Bit
Windows 7 Professional 
64Bit
Ubuntu
16.04.3 LTS
Ubuntu
16.04.3 LTS
PassMark数値 1458 4082
※ネットワークの接続はいずれも無線LANで実施
※P2ではOS(Windows7/Ubuntu)及びDISK(HDD/SSD)別で計測

○計測結果
状態 P1 P2(WH) P2(WS) P2(UH) P2(US)
電源OFF 1w 0.7w
アイドル
画面閉
11.7w 8w 8w
アイドル
画面開
15w 9w 8.3w 9w 8.3w
CPU100%時
画面閉
/CPU温度
37w 38w/75度 35w/75度 38w/75度 35/75度
CPU100%時
画面開
/CPU温度
37w 39w/75度 36w/75度 39w/75度 36/75度
CPU90%時
画面閉
/CPU温度
未調査 34w/70度 31w/70度 33w/70度 31w/70度
CPU90%時
画面開
/CPU温度
未調査 35w/70度 32w/70度 34w/70度 32w/70度
※調査時の室温は約22度(リビングの机上で計測)
※CPU高負荷時にはマイニング用のプロセスを起動し、90%時のみ稼働率制御ソフトで制御

PCの場合は、ワットモニターの計測周期(1秒毎)の関係で上下が激しい為、目視による平均値で掲載しています。

上記の結果からノートPCなので液晶画面を閉じたりした場合、多少の省エネにはなりますが、やはり負荷を下げた方(100%→90%)が効果があります。
といってもマイニングの場合は回した方が良いのですが、それは別途記事を作成予定です。
OSの違いはPCが古いせいもあるのか違いは感じませんでした。
DISKの違いはやはりHDDとSSDでは違いがあります。
イニシャルコストとの関係はありますが、処理速度の向上と省エネの関係からはSSDの方が良いですね。
後は、今回の調査の後、リビングで無く玄関脇等の温度の低いところ(約10度)で計測したところ、CPU温度が約5度低下しましたがワット数は多少(約0.5w)減少した程度でした。
もし、マイニングをするなら出来るだけ温度が低いところで稼動させた方が良さそうです。
但し、ノートPCですと100%時の75度はあまり良くない数値ですので、温度を見ながらリミットを下げた方が良さそうです。

参考までに、90%及び100%時の電気代です。
※OSによる違いはあまり感じられなかったのでUbuntu分は省略しています。

○電気代(CPU100%画面閉時)
P1 P2(WH) P2(WS)
機種 x200 VK-26M/B-F
HDD
VK-26M/B-F
SSD
1時間 1.03円 1.09円 1.00円
1日 24.78円 26.12円 24.11円
1週間 173.46円 182.84円 168.78円
1月 743.41円 783.60円 723.32円

○電気代(CPU90%画面閉時)
P1 P2(WH) P2(WS)
機種 x200 VK-26M/B-F
HDD
VK-26M/B-F
SSD
1時間 未計測 0.92円 0.87円
1日 未計測 22.10円 20.76円
1週間 未計測 154.71円 145.33円
1月 未計測 663.05円 622.86円

(3)中華アクションカメラ (APEMAN A80)

 中華アクションカメラで、各操作時の消費電力を計測してみました。
 条件は次の通りです。

○条件
 バッテリーは抜いた状態で、ACコンセントから電源を供給して計測

○電源OFF
 0w(0.3w以下の可能性有り)

○動画モード
状態 消費電力(w)
停止 画面ON 2.2
停止 画面OFF 1.8
録画 画面ON 3.2
録画 画面OFF 2.9
※設定は1080(FHD/60fps)/Wifi OFFの状態
※ジャイロ/WDRはON/OFFの状態でも変化は見られず

○画像撮影モード
状態 消費電力(w)
停止 画面ON 2.5
停止 画面OFF 2.2
撮影 画面ON 2.6
※設定は20M/手振れ補正ON,WBオートの状態

○再生モード
状態 消費電力(w)
停止 画面ON 1.2
停止 画面OFF 0.9
再生 画面ON 3.0
再生 画面OFF 画面OFFにならず

○設定モード
状態 消費電力(w)
画面ON 1.2
画面OFF 0.9

尚、Wifi使用時も確認したかったのですが、バッテリーを接続しないと電源が落ちる為、計測してません。


4.評価



測定対象の製品や状態によって様々ですが、消費電力を知る事により無駄な点けっ放しや、長期使用しない時はコンセントを抜く方が良い等を再認識する良い機会になりました。
それ以外にも、PCで高負荷な処理をする際には、設置場所により消費電力が抑えられる事が判ったりした等もあります。
(暖房を使用するリビング(約22度)より、人のいない寒い場所(約10度)とで比較したところ、約3W下がりました。)
 ○良い点
 ・消費電力(W)が目で見え、節電の意識を再認識させてくれる
 ・(説明書に記載は無いが)設定単価や積算時間をある程度記録(保持)してくれる。
 ○悪い点
 ・単価設定画面の保存で2秒は短過ぎるので、単価等の設定が面倒
  保存は再度「料金」ボタンを押すか、秒数を増やして欲しい。
 ・液晶が見えにくい
  他の方も言われていますが、液晶が暗いのとプラスチック部分の反射でに見え難いです。
 ○その他
 ・説明書の注意事項に「使用は壁コンセントから」とあるが、一般家庭では床に近いところに壁コンセントが多くあるのが普通で、そこで(単価設定)操作や計測値の確認をする 事は大変で現実的でないと思う。
  法令上しかたがないと思うなら、液晶の見難さや操作性については改善をお願いしたい。
 又、出来れば消費電力が知りたいエアコンやポット、他の方のレビューにも記載されている1500Wに近い、高負荷状態のPCでも安定して長時間測定出来ればと思います。
後は、測定する対象で、1秒更新の周期では数値の変動が激しいものがあります。
電球などは数値が安定していますが、PCでは変動が激しかったです。
このあたりも周期を変更出来、平均値で表示できると更に良くなるかもしれません。

5.総評



「節電の意識を再認識させてくれる」点は本当に大きな点と思います。
サポートも購入前と購入後に何点か問い合わせしましたが、いずれも回答を頂き好印象でした。
ただ、悪い点としては画面が見え難いのが一番弱点かと思います。
後は評価のその他の部分に記載しましたが、もう少しあるともっと良い製品になるかと思いました。
今後の製品改善に期待したいと思いますが、気軽に電力を計測するには良い製品かと思います。

以上


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