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個人の趣味で色々な物を触ったり、検証した内容等纏めたブログです。

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SHARP AQUOS TV(LC24-K5)の外付けHDDを交換(録画データを別のHDDに移行)した話

更新履歴:2019/02/27

自宅のAQUOS TV(LC24-K5)で使用している録画用HDD(USB-HDD)が逼迫したので、より容量のあるHDDに交換しました。
一部の機種には、中の録画したデータを別のHDDに移動出来る機能がある模様なのですが、この機種には無く、通常ですとそのまま諦めるか、そのHDDを保管しておくしかありません。

そこでネット上にあった情報を元に、Linuxを使用して中の(録画)データを新しい別のHDDに移行した話です。
結果だけ述べますが、無事新しいHDDに移行できました。

但し、単純な旧HDDから新HDDのコピーで、それ以上の事はダメでした。
そんな内容を纏めた内容です。

0.目次



1.はじめに
2.必要な物
3.環境
4.目標
5.作業手順
 1)事前作業(USB-HDD3の初期化)
 2)PCでの作業
 3)事後作業(動作確認)
6.検証した事
7.まとめ

1.はじめに



  警告:本内容はメーカの保証外行為を行っております。
    その為、本作業を実施した事による機器及びデータの破損・故障等については一切保証せず自己責任となります。
    その点を留意頂き、作業願います。
  尚、当方の勉強を兼ねて長くなっています。
  予め御了承下さい。

  

2.必要な物



 ○PC(Linuxが動く環境)
 ○新旧HDD(今まで録画で使用していたHDDと新しいHDD)
 ○Linux系のOS
  当方はUbuntu(18.04LTS)で行いましたが、KNOPPIXや1CD Linux等でも行えると思います。
  但し、当方は全てコマンドベースで実施しております。

3.環境



 以下の環境で実施・確認しております。

 ○TV及びPC
  TV:SHARP AQUOS LC24-K5
  PC:NEC Versapro VK26M/B-F
  OS:Ubuntu 18.04.02 LTS Serverを上記PCのHDDにインストール
  特記事項:Ubuntuは作業前にapt-get update及びapt-get upgradeで最新状態

 ○USB-HDD
  2種類計3本
  ・旧HDD
   ①USB-HDD1:今まで録画に使用していたHDD(160GB)
    ※30分x18番組を記録 残8時間24分)
     WD1600BEVS 160GB/5400rpm lenovo P/N:42T1098転用品

   ②USB-HDD2:一時的に使用したHDD(500GB)
    ※30分x5番組記録 残42時間20分
     HITACHI 7K750-500 500G/7200rpm sata3.0
    (出来るならこのデータも、新規HDDに纏めて、PCでの使用に戻したい)

  ・新HDD
   ・USB-HDD3:今回購入したHDD(1TB)
     KESU 1.0GB
     ※ただ安かったからです。

  と言う事で今回の当方の目的は2つです。
 

4.目標



 ①旧HDD1(USB-HDD1)のデータを新HDD(USB-HDD3)で利用出来る様にする
 ②出来るなら旧HDD2(USB-HDD2)のデータも新HDD(USB-HDD3)で利用出来る様にする。

 尚、上記HDDの番号については使用したHDD数により異なります。
 其の場合、随時読み替えて下さい。

 又、作業の前に、HDDにある録画の本数等を書き留めておくと後の確認が楽になります。
 (今回の当方の場合、USB-HDD1は18番組)

5.作業手順


 1)事前作業(USB-HDD3の初期化)

  ①TVのリモコンから「ツール」-「USB-HDD設定」-「機器の取り外し」を行います。
  ②「確認」ボタンを押した後にTVの電源を切り、USB-HDDの電源が切れた後にTVよりUSB-HDD1を取り外します。
  ③新しいHDDをTVに接続し、TVのリモコンから「ツール」「USB-HDD設定」「機器の初期化」を行います。
   →USB-HDD3と認識 
  ④TVのリモコンから「ツール」「USB-HDD設定」「機器の取り外し」を行います。
  ⑤「確認」ボタンを押した後にTVの電源を切り、USB-HDDの電源が切れた後にTVよりUSB-HDD3を取り外します。

 2)PCでの作業

 (a)USB-HDD3に関する準備
  ①Ubuntuを起動・ログインし、"sudo su-"でrootユーザ(管理者権限)になります。
   ※コマンド入力状態の場所が、root@<PC名>:~#であるのを確認して下さい。

  ②USB-HDD3をPCに接続後、"dmesg"と入力し、最後の行付近を確認します。

○"dmesg"結果例※一部内容を省略しています。
root@pc901:~#dmesg
usbcore: registered new interface driver uas
scsi 6:0:0:0: Direct-Access     KESU     USB 3.0          0209 PQ: 0 ANSI: 6
sd 6:0:0:0: Attached scsi generic sg1 type 0
sd 6:0:0:0: [sdb] 1953525168 512-byte logical blocks: (1.00 TB/932 GiB)
sd 6:0:0:0: [sdb] 4096-byte physical blocks
sd 6:0:0:0: [sdb] Write Protect is off
sd 6:0:0:0: [sdb] Mode Sense: 53 00 00 08
sd 6:0:0:0: [sdb] Write cache: enabled, read cache: enabled, doesn't support DPO or FUA
sdb: sdb1
sd 6:0:0:0: [sdb] Attached SCSI disk

   ここで、下から7行目の(1.00 TB/932 GiB)で、新しい方の容量である事を確認後、同左にある"[sdb]"や下にある"sdb: sdb1"等でデバイス名とパーティションを確認します。
   →これで、USB-HDD3は"sdb:sdb1"である事が判りました。
   尚、sdbの後の数字(1)はパーティション番号です。

  ③"lsblk -f"と入力し、sdbとある行の横を確認します。
○"lsblk -f"結果例
root@pc901:~#lsblk -f
NAME   FSTYPE   LABEL UUID                                 MOUNTPOINT                                      
loop0  squashfs                                            /snap/core/4917
sda
tqsda1
mqsda2 ext4           295bbfe6-39ce-11e9-9874-8c89a5d81a19 /
sdb
mqsdb1 xfs            6f650939-3c62-4ceb-843b-1a3736425f7b

   sdbの行下にある「mqsdb1」の右に「xfs」とあります。
   これがUSB-HDD3の(AQUOSでフォーマットされた)フォーマット形式です。

  ④"mkdir /media/USBHDD3"と入力します。
   →正常なら何もメッセージは出力しません。

  ⑤"mount /dev/sdb1 /media/USBHDD3"と入力します。
   →正常なら何もメッセージは出力しません。
   これでマウントされたはずですので、確認してみます。

  ⑥"ls -l /media/USBHDD3"と入力し、結果を確認します。

○"ls -l /media/USBHDD3"結果例
root@pc901:~# ls -l                                
合計 2364
-rw-r--r-- 1 root root 1206272  2月 26 20:30 AquosDB.edb
-rw------- 1 root root 1206272  2月 26 20:30 AquosDB.edb.bkup
---------- 1 root root    4096  2月 26 20:30 aquos.conf
root@pc901:~#


   TV側でフォーマットされたDISKなのであるのは3ファイルです。
   この中の「AquosDB.edb」と言うファイルが録画したデータと紐づいて管理しています。

   これでUSB-HDD3の準備は完了です。
   引き続きUSB-HDD1側の接続を行います。(やる事は同じです。)

 (b)USB-HDD3に関する準備
  ①USB-HDD1をPCに接続後、"dmesg"と入力し最後の行付近を確認します。

○"dmesg"結果例
root@pc901:~#dmesg
usb-storage 3-3:1.0: USB Mass Storage device detected
usb-storage 3-3:1.0: Quirks match for vid 2537 pid 1068: 800000
scsi host7: usb-storage 3-3:1.0
scsi 7:0:0:0: Direct-Access     ATA      WDC WD1600BEVS-0 1A14 PQ: 0 ANSI: 6
sd 7:0:0:0: Attached scsi generic sg2 type 0
sd 7:0:0:0: [sdc] 312581808 512-byte logical blocks: (160 GB/149 GiB)
sd 7:0:0:0: [sdc] Write Protect is off
sd 7:0:0:0: [sdc] Mode Sense: 43 00 00 00
sd 7:0:0:0: [sdc] Write cache: disabled, read cache: enabled, doesn't support DPO or FUA
sdc: sdc1
sd 7:0:0:0: [sdc] Attached SCSI disk

   ここで、下から7行目の (160 GB/149 GiB)で、古い方の容量である事を確認後、同左にある"[sdc]"や下にある"sdc: sdc1"等でデバイス名とパーティションを確認します。
   →これで、USB-HDD1は"sdc:sdc1"である事が判ります。

  ③"lsblk -f"と入力し、sdbとある行の横を確認します。

○"lsblk -f"結果例
root@pc901:~# lsblk -f                              
NAME   FSTYPE   LABEL UUID                                 MOUNTPOINT
loop0  squashfs                                            /snap/core/4917
sda
tqsda1
mqsda2 ext4           295bbfe6-39ce-11e9-9874-8c89a5d81a19 /
sdb
mqsdb1 xfs            6f650939-3c62-4ceb-843b-1a3736425f7b /media/USBHDD3
sdc
mqsdc1 xfs            7eea2bb1-dee8-4914-ac26-7f20fafa255e

   sdcの行下にある「mqsdc1」の右に「xfs」とありますので、同じくAQUOSでフォーマットされた物です。

  ④"mkdir /media/USBHDD1"と入力します。
   →正常なら何もメッセージは出力しません。

  ⑤"mount /dev/sdc1 /media/USBHDD1"と入力します。
   →正常なら何もメッセージは出力しません。
  これでマウントされたはずですので、確認してみます。

  ⑥"ls -l /media/USBHDD1"と入力し、結果を確認します。

○"ls -l /media/USBHDD1"結果例
root@pc901:~# ls -l                               
合計 59490916
-rw------- 1 root root 3366780928  5月 13  2018 20180513030755007.tts
-rw------- 1 root root 3074621440  5月 20  2018 20180520030755018.tts
-rw------- 1 root root 3100180480  5月 27  2018 20180527030755032.tts
-rw------- 1 root root 3328049152  6月  3  2018 20180603030755048.tts
-rw------- 1 root root 3315269632  6月 10  2018 20180610031255064.tts
-rw------- 1 root root 3248226304  6月 17  2018 20180617031255078.tts
-rw------- 1 root root 3415539712  7月  1  2018 20180630022955101.tts
-rw------- 1 root root 3351248896  7月  1  2018 20180701033755104.tts
-rw------- 1 root root 3363045376 11月 11 05:35 20181111030755161.tts
-rw------- 1 root root 3460366336 11月 18 06:29 20181118030755166.tts
-rw------- 1 root root 3452698624 11月 25 06:16 20181125030755172.tts
-rw------- 1 root root 3362062336 12月  2 07:26 20181202030755177.tts
-rw------- 1 root root 3459383296 12月  9 04:12 20181209030755182.tts
-rw------- 1 root root 3411017728 12月 16 10:24 20181216030755187.tts
-rw------- 1 root root 3591897088 12月 23 06:42 20181223030755192.tts
-rw------- 1 root root 3533897728  1月  6 06:55 20190106030755210.tts
-rw------- 1 root root 3506962432  1月 13 07:19 20190113030755215.tts
-rw------- 1 root root 3574988800  1月 20 07:19 20190120033255220.tts
-rw-r--r-- 1 root root    1209344  2月 26 20:22 AquosDB.edb
-rw------- 1 root root    1209344  2月 26 20:24 AquosDB.edb.bkup
---------- 1 root root       4096  5月 10  2018 aquos.conf
root@pc901:#

   今度はttsファイルがあると思います。
   これが録画されたデータです。(この場合、18番組)

   このファイルを全て新USB-HDD3にコピーすれば良いと言う訳です。

 (c)コピー作業
  ①"cp /media/USBHDD1/* /media/USBHDD3"と入力し、USBHDD1からUSBHDD3へファイルをコピーします。
   尚、USB2.0で接続の場合、57GBが約20分でしたので、出来れば両方のHDDをUSB3.0に接続する事をお勧めします。

  ②コピー終了後、"ls /media/USBHDD3"と入力し、⑥の時と同じファイル名が表示される事を確認します。
   ※ファイルの日時は変りますが気にしないでOKです。

 (d)マウントの解除
  ①"umount /media/USBHDD1"と入力し、USB-HDD1をアンマウントします。

  ②"umount /media/USBHDD3"と入力し、USB-HDD3をアンマウントします。

  ③"df"と入力し、表示結果に以下の様な内容がない事を確認後、USB-HDD1とUSB-HDD3の2台をPCから外します。

○"df"結果例
root@pc901:~# df                               
/dev/sdb1      976629760 59523860 917105900   7% /media/USBHDD3
/dev/sdc1      156157952 59491132  96666820  39% /media/USBHDD1

   上記の様に/media/USBHDD1等があると、まだアンマウントされていません
   其の場合は少し時間を置いて再度対象のアンマウントコマンドを実行して下さい。

 3)事後作業(動作確認)

  ④USB-HDD3をAQUOSに接続します。

  ⑤TVのリモコンから「入力切替」-「USB-HDD」の選択で録画リストが表示されます。
   その後、いくつか再生してみて、問題ない事を確認して下さい。

   問題が無い様ならUSB-HDD1のデータは削除してかまいません。

6.検証した事



1)ファイルコピーの際に"AquosDB.edb"をUSB-HDD3にコピーしないとどうなるか?
 →TVにUSB-HDDを繋いだら、中のttsファイルが消えた
  おそらく(初期化直後の)USB-HDD3の"AquosDB.edb"には録画されたデータが無いので、それに合わせて消されていると思う。

2)2台のHDDを1台のHDDにマージ出来ないのか?(当方の目標②)
 →上記理由により、単純なttsファイルのコピーでは不可(消される)

3)では"AquosDB.edb"にその情報を追加すれば良いのでは無いか?
 →バイナリーエディター等で中を確認したが、内容・法則が不明
  その為、現状では不可

4)サービスモードにedbを再作成する物は無いのか?
 →見る限りでは無かった
  但し、サービスモード自体が謎に包まれた部分が多い為、詳細は不明

5)作業時に「許可がありません」と出る
 →root権限でない可能性がある


7.まとめ



冒頭に記述の通り、旧HDDから新HDDへの移行は成功しました。
但し、2本のHDDにある録画データを1本のHDDにマージする事は出来なかったのは残念です。
後は、TVが壊れた場合は全てデータが見れなくなるので、やはりHDDレコを買うしかないですかね・・・。
(其の場合は換装の簡単なレグザ系かな・・)

 最後に本内容に関して、先に検証された先人の方に感謝致します。
 又、以下のサイトも参考にさせて頂きました。有難う御座いました。

○参考にした外部サイト様
 ・(MUJIん-blog様)AQUOSの外付けHDDを交換しようとしたら失敗した話 [家電]
  
 ・(mkoba のお部屋様)[AQUOS] 録画用ハードディスクをデータ移行して、大容量のHDDに交換してみた

2019/02/27 追加
 ネットを見ていたところ、こんな内容を発見
 (外部リンク)・液晶テレビ AQUOSサポートステーション|ソースコード公開(ダウンロード)
 
 GPL/LGPLに基づいてソースコードを公開していた。
 1つ上位の階層を見れば、多機種のも確認出来る
 念の為の備忘録


以上
○更新履歴
2019/02/27 LC24-K5のGPL/LGPLソースコードの情報を追加

タグもどき: SHARP AQUOS LC24-K5/ 外付けHDD 移行
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