中華アクションカメラ「APEMAN Trawo」使用編(その1:操作・機能確認)
中華アクションカメラ、「APEMAN Trawo」に関する実際に使用・確認してのまとめです。
今回は、A80の時と同様にカメラの機能(本体設定)や操作方法(ボタン)等の使い方について纏めてみました。
勿論、Trawoには付属品でUser Manual(説明書)が付属しています。
しかしながら、このUser Manualが今回も今一で、欲しいと思う操作方法が無いのが今回も残念です。
又、一部項目について日本語表記では意味不明なものもあるので、その整理も含めて纏めてみました。
尚、本記事を作成するにあたり、使用したTrawoのファームウェアのバージョンは「V2.2.0.1-A」です。
0.目次
1.本体説明
2.操作説明
3.本体設定項目
4.消費電力
5.稼働時間(バッテリー1本分)
6.稼働時間(MicroSD容量別)
7.レンズプロテクターの使用
1.本体説明
まずは、各種操作の為のボタン等のおさらいです。
※一部画像に過去の記事で使用した物を使用しています。
○各部ボタンの説明
※位置はレンズ面を正面としています。
本体上部:「電源/Mode」と「確認/撮影」ボタンがあります。
本体左部:「UP/Wifi」と「Down/音声ミュート」ボタンがあります。
次にランプ系の説明です。
本体背面にはLCDの他、Wifiと充電時用のランプが左下部にあります。
○本体背面
又、本体前面部には録画中に点滅するランプがあります。
○本体前面
2.操作説明
A80同様に取扱説明書の内容がイマイチでしたので、色々弄って自分で纏めた物です。
操作についてA80の時と比べて減っています。
理由は機能が減っているのもあるのですが、長押し系が無くなった感じです。
その為、日付設定時等に少し面倒になっている部分もあります。
尚、基本操作としては電源ボタンを(短)押下する事によりモード送りとなり、
「録画(ビデオ)→画像撮影(カメラ)→再生(画像確認)→本体設定」でループします。
※説明にはボタン名称の省略系で説明します。
○電源ON/OFF
OFF時に「電源」:電源ON
起動中に「電源」(長く):電源OFF ※起動時のモード不問
○録画モード
「確認」:録画の開始・停止
「上」ボタン(短く):Wifi画面呼び出し
「下」ボタン(短く):音声ミュート
「電源(短く)」:モード送り(録画・画像・再生・設定)
「電源(長く)」:電源OFF
○撮影モード
「確認」:撮影
「上」ボタン:Wifi画面呼び出し
「下」ボタン:※操作音は鳴るが何もしていない模様
「電源(短く)」:モード送り(録画・画像・再生・設定)
「電源(長く)」:電源OFF
○再生モード
「確認(短く)」:再生・一時停止
・再生中
「上」ボタン:4秒戻す
「下」ボタン:4秒進める
・非再生中
「上」ボタン:1つ前のファイルへ
「下」ボタン:1つ後のファイルへ
「電源(短く)」:モード送り(録画→画像→再生→設定)
「電源(長く)」:電源OFF
○設定モード
「上」ボタン:1つ前の項目へ
「下」ボタン:1つ後の項目へ
「確認」ボタン :選択・決定
「電源」ボタン:モード送り(録画→画像→再生→設定)
※項目選択中はキャンセル
3.本体設定項目
※補足
V=Video モード時に有効
C=Cameraモード時に有効
設定値の赤文字はデフォルト値
項目名 | 設定値 | V | C | 説明 |
解像度 | 4K@30fps 3840x2160 2.7K@30fps 2704x1520 1440P@60fps 1920x1440 1440P@30fps 1920x1440 1080P@60fps 1920x1080 1080P@30fps 1920x1080 720P120fps 1280x720 720P60fps 1280x720 |
○ | 録画時の解像度設定 | |
写真サイズ | 20MP 5120x3840 16MP 4608x3456 12MP 4000x3000 5MP 2560x1920 3MP 2048x1536 |
○ | 撮影時の解像度設定 | |
低速度撮影 (タイムラプス) |
オフ/1s/2s/5s/10s/30s/60s | ○ | 指定した間隔毎に1回撮影する | |
ループ録画 | オフ/3min/5min/10min/15min | ○ | 設定状態でファイルを区切る 3分なら3分単位でファイル作成 オフなら1ファイルが3GBに達するまで記録する 但し、Trawoでは高解像度に設定の場合、(指定時間前に4G到達時)は時間より短くなる ※又、現在当方の固体ではループ録画は上手く機能しておらず現在サポートに確認中 |
|
手振れ補正 | オフ/オン | ○ | ? | EIS |
レンズ角度 | 大/中/小 | ○ | 録画時の画角設定 | |
ダイビングモード: (タイマー撮影) |
オフ/1s/3s/5s/10s | ○ | 英語表示させると、”Shooting Timer”の為、タイマー撮影の誤りで、指定時間後に1枚さえ映像を撮影する。 | |
連写 | オフ/3連写/5連写/10連写/15連写 | ○ | 指定した映像分を連写撮影する | |
MIC | オン/オフ | ○ | マイクのオンオフ | |
露出補正 | -2.0~+2.0までの0.5刻み 初期値は0 |
○ | ○ | +(明るめ)/-(暗め)の補正 |
ISO | オート/100/200/400/800/1600 | ○ | ○ | 感度補正 |
ホワイトバランス | オート/日光/曇り/ タングステン(白熱電球)/蛍光灯 |
○ | ○ | ホワイトバランス調整 |
シーンモード | オート/人物/風景/水中/防雲 | ○ | ○ | シーンの設定 防雲は霧 |
回転 | オフ/オン | ○ | ○ | 本体画面の反転 尚、ボタンの役割はそのままの為、特に上下が使い難い |
光源の周波数 | 50Hz/60Hz | ○ | ○ | 電源周波数設定 東日本:50Hz/西日本:60Hz |
言語設定 | English/Franqais/Deutsch/espanol/Italiano/日本語/簡体中文/pyccknn | ○ | ○ | 設定項目の言語(8カ国語) |
日/時刻 | YY/MM/DD DD/MM/YY MM/DD/YY |
○ | ○ | 現在日時の設定 「確認」ボタンで項目送り 「上/下」ボタンで選択 ※ボタンの長押しは出来ない 日付表示方法は以下より選択可能 YY/MM/DD MM/DD/YY DD/MM/YY |
日付表示 | オン/オフ | ○ | ○ | 記録した映像・画像に日付を付加する 尚、ONにしても画面には表示されず、動画ファイルには追加されている |
Wi-Fi SSID | SSID:apeman Password:12345678 |
○ | ○ | SSIDとパスワードを設定する |
スクリーンセーバ | オフ/1min/3min/5min | ○ | ○ | 無操作時のディスプレイ消灯時間 復帰には何かのボタンを短く1回押す |
自動シャットダウン | オフ/1min/3min/5min | ○ | ○ | 無操作時の電源OFF (録画時を除く) |
削除 | 現在のファイルを削除する 全てのファイルを削除する |
ファイルの削除 「現在のファイルを削除する」か「全てのファイルを削除する」が選択可能 「現在のファイルを削除する」を選択時は、再生モードで選択された物が削除される |
||
フォーマット | MicroSDの初期化 | |||
デフォルト設定 | 本体の設定を初期値(デフォルト)に戻す | |||
バージョン | 製品モデル:APEMAN/A100 ソフトバージョン:V2.2.0.1-A |
ファームウェア情報 |
4.消費電力
A80の時と同様にワットモニターを使用して、消費電力の測定をしてみました。
○ワットモニターで計測時の様子
尚、条件は次の通りです。
○条件
・計測時にはバッテリーを外して直接USBから給電
・手ブレ補正ON
・WifiOFF
・スクリーンセーバ1min
・計測時の外気温度(30度~35度)
○結果
解像度 | LCDオン(W) | LCDオフ(W) |
4k30 | 4.0 | 3.5 |
2.7k30 | 3.3 | 2.9 |
1440p60 | 3.3 | 2.9 |
1440p30 | 2.7 | 2.3 |
1080p60 | 3.0 | 2.8 |
1080p30 | 2.5 | 2.1 |
720p120 | 2.7 | 2.3 |
720p60 | 2.6 | 2.2 |
5.稼働時間(バッテリー1本分)
付属バッテリー1本での稼動時間を計測してみました。
尚、条件は次の通りです。
○条件
・計測には、時計を撮影し、その開始時刻と終了時刻から稼動時間を算出
・解像度以外の設定については、先の「4.消費電力」と同一
・ワットモニターについての詳細は以下を参照
○結果
解像度 | 稼働時間 |
4k30 | 01:09:57 |
2.7k30 | 01:32:54 |
1440p60 | 01:33:27 |
1440p30 | 02:04:36 |
1080p60 | 01:40:35 |
1080p30 | 02:16:11 |
720p120 | 01:57:36 |
720p60 | 02:14:52 |
ちなみにTrawoには最初から1350mAhのバッテリーが2本付属していますので、録画時間は約倍と考えてよいでしょう。(ハズレを引かない限り)
又、A80を初めとしたSJ4000/5000系を利用されていた方であれば、互換バッテリーがそのまま利用可能な場合があります。
尚、追加用バッテリーについては、こちらの記事で検証しています。
・中華アクションカメラ快適グッズLancerTech製バッテリー(1,350mAh(4.995Wh))x2+充電器)
(LancerTech製の1350mAhを初め、Smatree、Vemico製等との比較しています。)
6.稼働時間(MicroSD容量別)
先程はバッテリー1本分の稼動時間を計測しましたが、今度はMicroSDカードの容量が一杯になるまでの時間を計測してみました。
尚、実際に計測した容量は32GBと64GBですが、予想値として128GBも計算しています。
※128GBについては、今後1枚購入を予定していますが、暫くお待ち下さい。
○条件
・基本的には先の「5.稼動時間(バッテリー1本分)」と同様
・異なる点はバッテリーを使用(挿入)せず、AC-USB変換を使用して外部供給電源で稼動し、録画が停止するまで放置
○結果
解像度 | 32GB | 64GB | 128GB ※64GBを2倍した値 |
4k30 | 1:04:55 | 2:03:23 | 4:06:46 |
2.7k30 | 1:04:55 | 2:09:24 | 4:18:48 |
1440P60 | 1:17:17 | 2:34:18 | 5:08:36 |
1440P30 | 1:17:17 | 2:34:16 | 5:08:32 |
1080P60 | 2:04:51 | 4:10:01 | 8:20:02 |
1080P30 | 2:04:51 | 4:09:56 | 8:19:52 |
720P120 | 2:04:51 | 4:09:38 | 8:19:16 |
720P60 | 2:04:51 | 4:09:30 | 8:19:00 |
以上の結果となりました。
32GBと64GBの差は約倍になっていますので、128GBも大体は有っていると思います。
ただ、1440P60と1440P30や、1080P60/30と720P120/60の時間がほぼ同じなのが少し疑問です。
7.レンズプロテクターの使用
A80の時にも使用していましたが、レンズプロテクターを購入・加工してみました。
詳細な記事は以下に追記してますので参照して下さい。
・ノーブランドUVレンズフィルター(Trawo追加分)
○加工したレンズプロテクターの装着例
以上
○更新履歴
2018/08/26 MicroSD容量別の稼動時間を追加
2018/11/23 本文の続き指定が入っていなかったので追加
2018/11/29 LancerTech製(1,350mAh)x2バッテリーの再リンク
タグもどき:中華アクションカメラ APEMAN Trawo A100
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