【PS3】CECHL00の日付用電池の交換
Sony PS3の本体に内蔵されている日付保持用電池を交換した話です。
実は先々週以前に実施して記事にしようとした直前に忍者ブログが障害でアクセスすら出来ず、
復旧にも1週間程度掛かったので掲載が遅れました・・・。
(正直なところ、対応が良ければ有償にしようと思っていた矢先なので非常に残念です・・・)
とグチっても仕方がないので話を戻します。
当方の所有しているPS3(CECHL00)ですが、今ではほぼブルーレイ再生機となっており普段は主電源を切っており、偶に使用しようと思って主電源と電源を入れると、日付の設定を求められれます。
正常な状態であれば、主電源を切っていても日付保持用の電池等で日付や日時を記憶しているのですが、
この電池が切れていると主電源を入れる度に今回の様な事象になります。
主電源を入れる度に毎回は面倒なのと、主電源を入れっぱなしは電気代に良くないので交換する事にした次第です。
尚、この日付保持用の電池の事をPC等ではCMOSバッテリー等とも言います。
単純にはボタン電池1個を交換するのですが、Sonyの罠に嵌り非常に面倒だったお話です。
0.目次
1.準備物
2.分解手順
2-1)事前準備
2-2)分解手順
3.電池交換及び組み立て準備
4.組み立て手順
5.動作確認
6.まとめ
1.準備物
・交換用の電池:”CR2032 ボタン型電池"x1
※型番:CECHL00の場合で、他型番では異なる可能性がある為、必ず自分の型番でタイプを確認して下さい。
・ドライバープラス(#1,#2)
・CPUグリス:当方は普段PCでも使用している”AINEX シルバーグリス [AS-05] ”を使用
・グリスクリーナー等:同じく普段から使用している”AINEX グリスクリーナー[IPA-CLN2]”を使用
・クリーニングクロス:本体キズ等を防止用
なぜCPUグリス等が必要かと言うと、一度記事を見てもらうと判りますが、完全に分解しないと電池が交換出来ない為です。
(この様な面倒なつくりにしているかはソニーの罠でしょうね・・)
2.分解手順
2-1)事前準備
①PS3を起動して30分ぐらいゲーム等をして本体を暖めて下さい。※しなくても出来なくは無いですが、グリスの関係でCPUとヒートシンクがはがれ難いです。
尚、暖めた場合は火傷等にも十分ご注意下さい。
2-2)分解手順
今回は諸事情の関係で分解は他の方の手順で行ないました。※以下の2箇所のサイトを参考にさせて頂きました。
・[外部サイト]分解工房様:SONY PlayStation3(40GB/CECHH00)
・[外部サイト]ハイレゾスタイル様:PS3を分解!80GBモデル(CECHL00)の内部を掃除したので、分解から組み立てまでをメモ – PS3分解編
3.電池交換及び組み立て準備
①上記の手順等を参考に基板を本体から取り外します。
注意点としては、最後の基板を外す際にグリスが引っ付いているので剥がし難い点です。
冷めていると中々外れません。
又、変に力を入れすぎるとCPU及びGPUにダメージを与えてしまう可能性がありますので注意して下さい。
②CPU及びGPUがある方が底面側ですので、上に向けます。
○分解後にCPU及びGPU面を上に向けたところ
※中央下部に電池ホルダーがあります。
③元々付いていたCPU及びGPUのグリスを拭き取ります。
※必要に応じ、筐体についているFAN等の清掃も合わせて行なって下さい。
○グリス拭き取り前
○グリス拭き取り後(左のGPUの方は文字が見える様になります)
④電池ホルダーにあるボタン電池を外し、用意したボタン電池に付け替えます。
※元々付いていたボタン電池はPanasonic CR-2032 3Vでした
○電池ホルダー部
⑤用意したグリスをCPU及びGPUに塗りつけます。
※当方は厚さはPC等と同様に薄く延ばす感じにしました。
4.組み立て手順
①分解と逆の手順で組み立てます。
5.動作確認
①一度起動して日付設定をします。
②主電源を切り約1時間放置し、再度電源を入れて日付設定が来ない事を確認します。
③そのまま暫くゲーム等をし、異音・異臭や動作に異常等がない事を確認します。
以上で交換作業は終了です。
おつかれさまでした。
6.まとめ
なぜ電池1個を交換するのに、CPU等のグリスまでさせるのかが当方には理解出来ないSonyの設計です。
(筐体に穴を開けて蓋でもつけるか、逆の麺に場所を付ければすぐ交換出来ると思うのですがね・・・)
まぁ、電池を交換した事で問題なく動いていますし、内部清掃も行なえたので良しとしています。
以上
○更新履歴
2020/02/08 初版
以上
タグもどき:電池交換 分解 PS3
PR