【PC周辺機器】UGREEN USB3.0 NETWORK ADAPTER(AX88179)
実はかなり前に購入したのですが、記事にするのを忘れていました。
先日、ある事に使ってみようと思い出したのですが、詳細を記録していなかったのでざっくりのまとめです。
(とりあえず欲しい内容は使用しているチップと速度なので・・)
0.目次
1.経緯
2.同梱品
3.検証
3-1)Windows10上のデバイスマネージャー上での認識
3-2)パフォーマンス計測
3-3)Ubuntuでの動作確認
4.評価
5.まとめ
1.経緯
元ジャンクのノートPCで色々な環境を構築していましたが、ネットワークの冗長化が出来なかったので
試しに本製品を購入。
製品名は、"UGREEN USB3.0 NETWORK ADAPTER(Gigabit)"です。
決め手はWindowsだけで無く、Linuxでも使用可能とあったので選びました。
2.同梱品
開封時の様子で、同梱品は次の通りです。
・本体
・ドライバーCD?
・説明書
〇同梱品
①本体
ギガビット対応で、USBは3.0仕様です。
又、LAN端子側にはActiveランプとLinkランプもあり、個人的にはありがたいです。
(物によっては無いタイプもあるので、障害時に面倒な事もあるので・・)
〇端子部の様子
本体自体はそんなにですが、USBの長さは少し短い感じもします。
重量は約26.6gでした。
〇重量
②ドライバーCD
使用していないので不明ですが、(Windows7以前用の)ドライバーCDです。
尚、CDを使用しなくてもWindows8以降は自動認識するとの事で、Windows10で確認しましたが、
問題無く、認識しました。
③説明書
6か国語の説明書で日本語もあります。
但し、多少誤字・脱字があります。
〇説明書(日本語部分)
3.検証
実際に使用して検証してみた内容です。
3-1)Windows10上のデバイスマネージャー上での認識
まずはWindows10での様子です。ドライバーについてはプラグアンドプレイで自動インストールされ、
「ASIX AX88179 USB 3.0 to Gigabit Ethernet Adapter」で認識されました。
尚、デバイスマネージャでの設定項目ではVLANやWOL等の項目もありました。
〇Windows10での様子(ドライバ)
〇ドライバプロパティの抜粋
3-2)パフォーマンス計測
通信速度を計測するツール"iperf3"を使用してPC内蔵のLANとの比較をしてみました。尚、環境は以下の通りです。
○環境
①NEC VK26M/B-F#1(クライアント)
・OS:Windows10 Pro 1903
・LAN1:Intel 82579LM(内蔵)
・LAN2:本製品
・備考:本製品はUSB3.0で接続
②NEC VK26M/B-F#2(サーバ)
・OS:Ubuntu 18.04
・LAN1:Intel 82579LM(内蔵)
○検証内容
2台のPCをギガハブに接続し、"iperf3"で速度の計測を実施
○検証結果
結果部分の抜粋です。
内蔵NIC同士が約940Mbit/secで、本製品を使用した場合は約900Mbit/secと言う結果でした。
・LAN1:Intel 82579LM(内蔵) [ ID] Interval Transfer Bandwidth [ 4] 0.00-10.00 sec 1.10 GBytes 942 Mbits/sec sender [ 4] 0.00-10.00 sec 1.10 GBytes 942 Mbits/sec receiver ・LAN2:本製品 [ ID] Interval Transfer Bandwidth [ 4] 0.00-10.00 sec 1.05 GBytes 904 Mbits/sec sender [ 4] 0.00-10.00 sec 1.05 GBytes 904 Mbits/sec receiver |
○結論
内蔵LANより50MBit/sec程度は遅くなるが、900Mbit/secは出ているので十分である。
3-3)Ubuntuでの動作確認
Ubuntu18.04でも本製品の動作確認を実施特に問題なく、認識及び使用出来ました。
○参考
・lsusbの結果
Bus 004 Device 002: ID 0b95:1790 ASIX Electronics Corp. AX88179 Gigabit Ethernet |
4.評価
内蔵のIntelNICと比べて若干の速度低下(50Mbit/sec)が残念ではあるが、通常使用では十分であると思われます。
尚、今後負荷を掛けた状態やVLAN等も試せたらと思っていますので何かあれば追記します。
後は耐久度や安定性ですが、こちらも何かあれば追記予定です。
5.まとめ
デスクトップPCに比べて、ノートPCや小型PCのスロットが少ない物に手軽にネットワークが増やせるのはありがたいです。
元々は有線のLAN端子不良の代替や障害時の切り分け用として考えていたのですが、そちらがなんとかなったので転用する事にしました。
OSもWindowsだけなくUbuntu等でも問題無く使用出来たのはありがたく、”ASIX AX88179”も汎用性のチップの模様で国内メーカのB社やL社等でも使用されているので色々使えそうです。
(実は1つ試している事もあるのですが、それは後日に・・)
以上
○更新履歴
2020/09/30 初版
タグもどき:周辺機器 UGREEN USB3.0 Network Adapter
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