忍者ブログ

one's way

個人の趣味で色々な物を触ったり、検証した内容等纏めたブログです。

【メモリ】PCのメモリ容量と増設時の構成(シングルチャネルとデュアルチャネル)について

最終更新日:2020/04/14

先日、PCのメモリ容量と増設時の構成について気になったので実際に計測してみた記録です。

当方のPCには、普段から搭載可能な最大量に近いメモリ容量を載せているのですが、それによっての効果等を確認する為、幾つかベンチマークを走らせてみました。

まぁ、一番は自己満足なんですけどね。。



0.目次



1.環境等
1-1)検証環境
1-2)検証内容
1-3)使用したベンチマーク
2.結果
3.まとめ


1.環境等


1-1)検証環境

検証における環境等は次の通りです。
機種 NEC VK26M/B-F
CPU Corei5-3320M
Video HD グラフィックス 4000
DISK HDD(500GB)
MEMORY 4GB~16GBまで
備考 メモリ規格はDDR3L(PC3-12800)
一寸古いノートPCです

1-2)検証内容

先のPCにはメモリスロットが2つの為、次のメモリ構成で各ベンチマークを実行

○検証構成
No 構成 合計 備考
4GBx1枚 4GB シングルチャネル
4GBx2枚 8GB デュアルチャネル
8GBx1枚 8GB シングルチャネル
8GBx2枚 16GB デュアルチャネル

これらの構成で試す事により、メモリのシングルチャネルとデュアルチャネルの効果も確認出来ればと思っています。
ちなみにWindows10(64Bit)のメモリ要件は2GBです。
(さすがに2GBはしないですが・・)

後、デュアルチャンネルとはメモリを2枚同時に使用した際に転送速度を増加させる技術で、シングルチャネルと比較して理論上2倍の速度になります。

1-3)使用したベンチマーク

幾つかのケースを想定して複数のベンチマークソフトを実施してみました。
前半のは一般的な物、後半は3D等グラフィック系(ゲーム)の物です。

No 名前 備考等
1 Winsat Windows システム評価ツール
(Windowsエクスペリエンスインデックス)
2 Passmark Ver9_試用版
3 CINEBENCHI R20を使用
4 DQ10ベンチ 標準品質の仮想フルスクリーンモードで実施
5 FF14ベンチ 高品質/標準品質のフルスクリーンモードで実施


2.結果



こんな感じでした。
古いノートPCでもそこそこ頑張ってくれているのですが、やはりゲーム等の場合にはメモリのデュアルチャネルの効果はありそうです。
※各画像はクリックで大きくなります

2-1)Winsatの結果

○Winsatの結果


○感想
メモリ4GBの時は5.9でしたが、それ以上の場合は8.5と向上しました。
但し、8GB以上の場合でもそれ以上の向上はありません。

2-2)Passmarkの結果

○Passmarkの結果


○感想
総合スコアはあまり変わりませんが、4GBより8GB・16GBの方が向上しています。
又、メモリ1枚差しより2枚差しの方がスコアが向上しています。
(これがデュアルメモリの恩恵と考えます)

2-3)CINEBENCHIの結果

○CINEBENCHIの結果


○感想
CINEBENCHIではスコアは変わりませんでした。

2-4)DQベンチの結果

○DQベンチの結果(標準画質)


○スコア
構成 スコア 評価
①計4G(4GBx1) 3866 普通
②計8G(4GBx2) 5330 快適
③計8G(8GBx1) 3858 普通
④計16G(8GBx2) 5510 快適


○感想
メモリ量もそうですが、メモリ枚数の方が効果があった感じです。
Passmark同様にデュアルチャネルの恩恵が出ている感じです。

2-5)FFベンチの結果

○FFベンチの結果(高品質)


○スコア(高品質)
構成 スコア 評価
①計4G(4GBx1) 1283 設定変更が必要
②計8G(4GBx2) 1709 設定変更が必要
③計8G(8GBx1) 1267 設定変更が必要
④計16G(8GBx2) 1780 設定変更が必要


○FFベンチの結果(標準品質)



○スコア(標準品質)
構成 スコア 評価
①計4G(4GBx1) 1693 設定変更が必要
②計8G(4GBx2) 2554 やや快適
③計8G(8GBx1) 1677 設定変更が必要
④計16G(8GBx2) 2652 やや快適


○感想
流石にこのPCでは高品質では難しかったですが、標準品質ではまぁまぁでした。
ここでも先のPassmarkやDQベンチ同様にデュアルチャネルの方がスコアが高いです。



3.まとめ



先の結果から使用用途によってメモリ増設の効果はあります。
特にゲーム等の場合にはメモリ構成を1枚より2枚にした方がより恩恵がある感じです。

但し、単純に良い事ばかりでも無く、2枚構成の場合はそれ以上の容量にする場合、買い直しが必要になります。
例えば、(計8GB)4GBx2枚から(計16GB)8GBx2枚の場合は前の4GBx2枚が無駄になる等・・。
どうするかは、利用用途や予算等の関係もあるので、一概には言えませんが用途にあったメモリを搭載する事をお勧めします。

以上

○更新履歴
2020/04/14 初版








タグもどき:PC メモリ ベンチマーク
PR