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one's way

個人の趣味で色々な物を触ったり、検証した内容等纏めたブログです。

【SATA SSD】Lexar NS100(LNS100-512RBJP)を試す

最終更新日:2020/01/02

もうすぐ今年も終わりなのですが、そんな年末に色々購入してしまったシリーズ第1弾です。
初回はLexar製 SSD (512GB)NS100(LNS100-512RBJP)です。

 

元々はVersaPro用1台欲しかったのですが、結局CF-NX4で使いそうな感じなので、その前にベンチ等をしておこうと思った次第です。

と言う訳でどの程度の性能(ベンチの結果等を)かを含めてレビューしていきます。


0.目次



1.購入動機
2.候補選定
3.検品
4.検証
4-1)基本仕様
4-2)OS上での確認
4-3)CrystalDiskInfoによる確認
4-4)CrystalDiskMarkによる計測
4-5)AS SSD BenchMarkによる計測
4-6)Lexar SSD Dashでの確認
4-7)TrueImage2016での使用
5.評価
6.まとめ


1.購入動機



先日入手したジャンクPC(Panasonic CF-NX4)のSSD化の為


2.候補選定



2.5インチタイプのSSDをネット等での評判等から候補を絞込み、仕様から決定する事とした。

○候補
①Lexar LNS100(本製品)
②Samsing 860EVO(MZ-76E500B/EC)
③WD Blue 3D(WDS500G2B0A)
④Crucial MX500(CT500MX500SSD1)
⑤Sandisk SSD Ultra 3D(SDSSDH3-500G-J25)

○仕様比較
保証 ②③④⑤(5年)>①(3年)
容量 ①(512GB)>②③④⑤(500GB)
TBW ②(300)>①(256)>③⑤(200)>④(180)
実績 ⑤※メーカ

上記の比較から、最終的な絞込みは①の本製品と②860EVOであったが、使用予定のPCが元ジャンクの為、価格と1GBあたりのTBWの関係で本製品とした。


3.検品



商品が到着したので検品しました。

製品名は冒頭でも述べましたが、Lexar NS100(LNS100-512RBJP)で512GBモデルです。

○パッケージ


Amazonで購入しましたが、販売店はソフマップで箱にある代理店は株式会社ファストでした。
尚、保証は3年です。

内容物は以下の通りです。
○内容物
・SSD(本体)
・説明書

○開封後


①SSD(本体)
本体はプラ製で封印があるのと、固定用のネジ穴は横と裏面の両方にあります。

○本体両面



②説明書
説明書は両面1枚の紙で日本を含む10カ国で書かれていますが簡単なものです。
尚、公式のURL等も記載されています。


4.検証



実際にPC等に接続して使用してみました。
尚、検証機の条件は次の通り

○検証機
メーカー/機種 NEC VersaPro VK26M/B-F
CPU i5-3320 (Ivy Bridge)
メモリ 6GB
OS Windows 10 Pro(1903)
DISK構成 (C)Sandisk SDMSATA256G(mSATA) ※システム
(D)本製品 Lexar NS100(LNS100-512RBJP)
備考 最終的に本製品はCF-NX4に搭載する予定だが、検証ではDISKの着脱が
簡単なこのPCを使用
又、このPCは2.5インチとmSATAが使用可能であり、システムとデータを
分離出来、性能測定に向いている為

○検証ソフト
・CrystalDiskInfo 8.3.2 x64
・CrystalDiskMark 7.0.0
 ※64MiB/1GiB/8GiBの3回で計測
・AS SSD BenchMark 2.0.6821.41776
・Lexar SSD Dash
 ※ツールは以下のLexar公式("Lexar SSD"等で検索)にあり、「サポート」-「ダウンロード」-「SSD」にあります。

 [外部サイト]:Laxar公式サイト

 尚、このツール以外にもいくつかSSD用のツールがありましたが、Optimize ToolはNM700(Pro)専用なのと、DataVault(暗号化?)は未確認です。

4-1)基本仕様

LexarのSSDは現在のところ本製品(NS100)とNS200の2種類の模様です。
※実際は外付け専用のNS100Proもあります
○仕様比較
NS100(本製品) NS200
容量 128GB
256GB
512GB
1TB
240GB
480GB
960GB
最大読取り 128GB及び256GB:520MB/s
512GB及び1TB:550MB/s
240GB~480GB:550MB/s
960GB:550MB/s
最大書き込み 非公開 240GB~480GB:510MB/s
960GB:510MB/s
TBW 128GB:64TB
256GB:128TB
512GB:256TB
1TB:512TB
240GB:20TB
480GB:240TB
960GB:480TB
備考

4-2)OS上での確認

使用時にはOS上でパーティションの作成とフォーマットする必要があります。
尚、デバイスマネージャー上では"Laxar SSD"として認識されます。

○デバイスマネージャーでの確認



又、フォーマット後のプロパティは以下の通りでした。
○ディスクのプロパティ

4-3)CrystalDiskInfoによる確認

CrystalDiskInfoの確認結果は以下のの通りです。

○CrystalDiskInfoその1

※クリックで拡大します

○CrystalDiskInfoその2

※クリックで拡大します

特に気にするところは画像07下にある"F1:総書き込み量(ホスト)"あたりでしょうか?
※参考までにこの後に実施したCDMによるベンチマーク実施後の状態も掲載しておきます。

○(参考)ベンチ後のCDI画面(F1及びF2の値が増加しています)
 

4-4)CrystalDiskMarkによる計測

Seq_Readは550MB/sを超え、Seq_Writeも526MB/sとまずまずです。

○結果
 

4-5)AS SSD BenchMarkによる計測

※1GB/sのみ計測
こちらのベンチは最近使い始めたので良く判っていませんがこんな感じでした。

○結果



 

4-6)Lexar SSD Dashでの確認

このツールはドライブ情報の確認の他、SMARTや消去等も行える模様です。

○Lexar SSD Dash画面(内蔵)



尚、外付けUSBケース使用の際は一部の情報が取れていません。
これがケース側に起因するのかソフト側の問題かは不明ですが、外付けケースで使用する場合は注意が必要です。

○Lexar SSD Dash画面(外付けケース使用時)

※温度等の一部の情報が表示されていません。

4-7)TrueImage2016での使用

別途所持しているTrueImage2016を使用しバックアップ/リストアを行ってみました。

○結果
特に問題ありませんでした。


5.評価



○良い点
・安いわりにはまずまずの性能である

○悪い点
・利用可能なツール(SSD Dash)がいまひとつである
 →SanDISKのツールと比較してもいまひとつ・・
・移行ツールが無い
 →他社製SSDでは移行ツールが利用出来る製品もある
  (但し、当方は別途所持しているので問題なし)

多少ツールが使いにくいのが残念であるが、SSDの性能は値段を考えれば問題ないです。
後は耐久度ですが、実使用はCF-NX4への換装してからなのと他の作業(メモリ増設等)計画もあるのでそれから様子見の予定です。


6.まとめ



比較的古いPCでもHDDからSSDに換装する事でかなりの高速化が望めます。
特にここ最近はSSDの価格も下落してきているので目的や用途に応じて使い分けて製品や容量を選択すれば良いと思います。

但し、SSDの場合は特に定期的な別メディアへのバックアップを忘れずに。
(つい最近も某SSDが32768時間(約3.74年)で不具合の為に使用不可になる問題が発覚しましたし・・)

以上

○更新履歴
2019/12/28 初版
2020/01/02 ベンチの結果をWindows 10 (1909)での結果に変更



タグもどき: SSD NS100 CF-NX4 Let's Note ジャンク
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